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前川製作所、FOOMA 2026で食品工場向け熱ソリューションや脱骨ロボを展示

前川製作所は「FOOMA JAPAN 2026」に出展し、国内初披露の急速凍結装置や、工場の酷暑対策と省エネを両立するヒートポンプシステム、処理速度を向上させた全自動脱骨ロボットの実演などを紹介しました。

生産現場のシステムNAVI編集部
前川製作所、FOOMA 2026で食品工場向け熱ソリューションや脱骨ロボを展示

この記事の要点: 株式会社前川製作所は、2026年6月2日から5日まで東京ビッグサイトで開催された「FOOMA JAPAN 2026 ~世界最大級の食品製造総合展~」に出展しました。同社は「『ThermoEdge Solutions 熱ピタッ』~熱の応えは、ここにある~」をコンセプトに掲げ、食品製造現場の課題に対して「熱」の観点から応える各種ソリューションを提案。4日間で約2,400名が同社ブースを訪れました。

発表内容のポイント

  • 国内初披露となるステンレスベルト×ダイレクトドライブ方式の急速凍結装置を展示
  • 工場の酷暑対策と排熱利用による省エネを同時に実現するヒートポンプシステムを提案
  • 処理能力を毎時1,200本に向上させた鶏もも肉全自動脱骨ロボットの実演を実施

発表の背景

食品製造業界では、生産性の向上や人手不足への対応に加え、脱炭素社会に向けた省エネルギー化やCO2排出量の削減、さらには夏季の工場内における酷暑対策など、多角的な課題への対応が求められています。産業用冷凍機や各種産業機械を手がける同社は、得意とする冷却技術や熱制御技術、自動化技術を組み合わせることで、持続可能な食品工場の実現に向けた具体的な解決策を提示する狙いがあります。

何が発表されたのか

展示では、国内初披露となったスパイラル型連続式急速凍結装置の実機が登場しました。ドラムとベルトを直接噛み合わせるダイレクトドライブ方式により、製品のずれを防ぎつつ高速搬送を可能にし、限られたスペースでの大量生産に対応します。また、工場内へ冷風を供給しながら排熱を温水づくりに再利用するシステム「ZERO-Cool」も紹介。給湯ボイラーの燃料削減分を電力コストに充当することで、条件次第で冷房電気代の実質ゼロ化を目指せます。さらに、処理速度を従来機種から向上させた全自動脱骨ロボット「トリダスマークIII」の実演も行われました。

製造業・生産管理への見方

生産管理や製造業DXの視点において、今回の発表は「熱エネルギーの効率的循環」と「工程の自動化・高速化」の双方から生産現場を改善するヒントを示しています。特に、冷却時の排熱を温水製造に転換するヒートポンプ技術は、エネルギーコストの高騰に悩む工場にとって、ユーティリティ全体の最適化を図る有効な手段です。また、手作業と同等の歩留まりを維持しながら毎時1,200本の処理を可能にする脱骨ロボットは、属人化しやすい食品加工工程における省人化と生産ラインの安定稼働に直結する技術として注目されます。

現場で確認したいポイント

  • ダイレクトドライブ方式の急速凍結装置が自社の設置スペースや搬送速度の要求に適合するか
  • ZERO-Cool導入による冷房電気代「実質ゼロ」を達成するための具体的な稼働条件
  • 脱骨ロボット「トリダスマークIII」の導入に必要な設置スペースやメンテナンス体制

確認しておきたい点

ZERO-Coolによる冷房電気代の「実質ゼロ」化は、給湯用ボイラーの燃料消費削減分をヒートポンプの電力コストに充当する計算に基づくものであり、工場の稼働環境や熱需要などの諸条件によって効果が変動する点に留意する必要があります。

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出典情報

出典 PR TIMES
発表企業 株式会社前川製作所
発表日時 2026-07-06 14:00:02
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