この記事の要点: コクヨグループでEコマースサービスを展開する株式会社カウネットは、グループの物流機能を担うコクヨサプライロジスティクスなどの社員304名を対象に実施した「AI・システム活用に関するアンケート」の結果を発表しました。調査によると、回答者の76%が週に数回以上AIツールを利用しており、月間で平均約5時間の業務時間削減を達成していることが明らかになりました。
発表内容のポイント
- 高頻度でのAI活用が定着し、回答者の76%が週に数回以上日常的に利用していると回答
- 月平均5時間の業務時間を削減し、創出された時間の約4割が企画や分析などのコア業務に移行
- 物流現場でのデータ加工自動化や手順書作成など、非エンジニア層によるDX推進事例も確認
発表の背景
多くの企業で業務効率化やDXが叫ばれる中、実際の現場でAIがどのように浸透し、どのような成果を生んでいるかを定量的に把握することが課題となっています。カウネットは、自社およびグループの物流・ビジネスサプライ部門の社員を対象に実態調査を行い、ツール導入による時間削減効果と、創出された時間の使途、成果物の品質変化といった定性的な影響を検証しました。
何が発表されたのか
調査結果によると、回答者の78.9%が月間1時間以上の業務削減を実感しており、全体平均では月約5時間の削減となりました。削減した時間の使い道としては、「他のコア業務にあてた」が39.8%で最多となり、企画・戦略立案や専門的な分析業務といった高付加価値な作業へシフトしている実態が浮き彫りになりました。また、73.4%の社員が「成果物の精度向上・新たな視点の獲得」を実感しており、単なる作業時間の短縮にとどまらず、アウトプットの質的向上にも寄与していることが示されています。
製造業・生産管理への見方
本調査は、製造業のサプライチェーンを支える物流現場(コクヨサプライロジスティクス)の社員も含めて実施されている点が特徴です。具体的な活用事例として、物流現場における手順書の作成や、VBA・GASを用いたデータ加工・自動送信といった、現場事務のデジタル化が報告されています。専門的なプログラミング知識を持たない非エンジニアの現場スタッフであっても、AIを活用してデータ抽出や集計業務を自動化できることが示されており、生産管理や物流部門における現場主導のDX推進において、現実的なアプローチとして参考になるデータと言えます。
現場で確認したいポイント
- 自社の生産管理や物流部門において、非エンジニアが簡易な自動化コードを作成できる環境があるか
- AI導入によって削減された現場の時間が、定型業務の埋め合わせではなくコア業務に再配分されているか
- 現場でのAI活用に伴うチェックや維持管理に、過剰な工数が発生していないか(調査では7割以上が1時間未満)
確認しておきたい点
本調査はコクヨグループの特定の事業本部および物流子会社の社員(有効回答数304名)を対象としたものであり、一般的な製造業の工場現場やライン作業における直接的な削減効果をそのまま保証するものではありません。
関連リンク
- 発表企業サイト:株式会社カウネットの公式ホームページです。
- 発表企業のPR TIMESページ:カウネットのプレスリリース一覧が確認できます。
出典情報
| 出典 | PR TIMES |
|---|---|
| 発表企業 | 株式会社カウネット |
| 発表日時 | 2026-07-01 11:30:02 |
| 元記事 | PR TIMESで読む |