この記事の要点: 技術商社の高千穂交易株式会社は、バッテリーセルの温度・電圧監視と接続を一体化した「CCS(Cell Connection System)モジュール」の販売を本格化すると発表しました。データセンター市場の拡大に伴い、サーバーやUPSなどの非常用電源としてバッテリーセルを搭載する需要が急増している背景に対応するもので、2028年度に売上高3億円を目指します。
発表内容のポイント
- 温度センサとバスバーを統合し、省スペース化と軽量化を実現するモジュール
- 試作や小ロット生産に対応し、PACK・BMUデータのみでの設計も可能
- 全自動熱圧着や全自動レーザー溶接、全自動検査などの製造プロセスに対応
発表の背景
高千穂交易は通信・給電用ケーブル類を幅広く展開しており、2025年度にCCSモジュールを製品ラインアップに加えました。昨今のデータセンター市場の急拡大により、サーバーや通信機器、UPS(無停電電源装置)などで非常用電源としてバッテリーセルを搭載するケースが増加しています。この高まる市場ニーズとパワーサプライ事業の拡大を見据え、同社はCCSモジュールの本格的な販売展開を決定しました。
何が発表されたのか
CCSモジュールは、温度センサおよびバッテリーセル間を接続するバスバーを、組ハーネスやFPC(フレキシブル基板)によって統合した一体型モジュールです。バッテリーセルの温度と電圧を監視しながら、バスバーを介してパックとセルを接続する役割を担います。一体成型やフロー成型ブラケット、アルミバスバーのカスタム対応が可能で、全セルの電圧監視と全モジュールの温度管理機能によるトレーサビリティも確保しています。
製造業・生産管理への見方
製造業におけるバッテリーパック設計や電源システム構築において、部品の統合による省スペース化と軽量化、設計の効率化は重要な課題です。本製品はPACKやBMU(バッテリーマネジメントユニット)のデータのみからでも設計に対応できるため、開発期間の短縮に寄与します。さらに、試作や小ロット生産に対応している点や、全自動熱圧着、全自動レーザー溶接、全自動検査といった高度な自動化製造プロセスに対応している点は、高品質なバッテリーシステムを効率的に構築したい生産現場にとって有益な選択肢となります。
現場で確認したいポイント
- 自社のバッテリーパック設計において、一体型モジュールによる省スペース化の恩恵が得られるか
- 試作や小ロット対応における具体的な納期や、カスタム対応可能な範囲
- 既存のBMUハーネス製作やシステム設計との互換性および連携方法
確認しておきたい点
本製品の導入による具体的なコスト削減効果や、既存システムからの移行手順、詳細な製品仕様については、個別にお問い合わせの上で確認する必要があります。
関連リンク
- 高千穂交易 企業サイト:高千穂交易株式会社の公式企業サイトです。
- 発表企業のPR TIMESページ
出典情報
| 出典 | PR TIMES |
|---|---|
| 発表企業 | 高千穂交易株式会社 |
| 発表日時 | 2026-06-30 13:00:02 |
| 元記事 | PR TIMESで読む |