この記事の要点: デジタルデータソリューション株式会社は、セキュリティ監視サービス「D-SOC」において、製造業向けのOT(制御技術)環境を対象としたSOC監視サービスの提供を開始しました。これまで提供してきたIT環境向けの監視に加え、工場内のPLCやセンサといった制御システムまで監視領域を拡大。ITとOTの双方を統合的に監視することで、製造業のサプライチェーンを狙うサイバー攻撃への対策を強化します。
発表内容のポイント
- Nozomi Networksのシステムを採用し、既存の工場稼働に影響を与えずにOT資産を可視化・監視
- IT SOCとOT SOCを統合監視することで、両環境をまたぐサイバー攻撃の予兆を早期に検知
- 万が一のインシデント発生時には、100名体制の専門部隊が復旧や原因調査などの事後対応を支援
発表の背景
製造業のDX推進に伴い、従来は閉じた環境だった工場などのOTシステムがITシステムやクラウドと接続されるようになり、サイバー攻撃の標的となるリスクが高まっています。同社の調査では、製造業関係者の約3割がOT環境でのインシデントやヒヤリハットを経験していると回答。さらに、経済産業省のガイドライン策定や、2026年度末に予定される「SCS評価制度」の開始など、IT・OT双方を網羅したセキュリティ対策が急務となっています。
何が発表されたのか
新たに提供されるOT SOCサービスは、業界で評価の高いNozomi Networksの監視システムを採用しています。工場の制御機器やネットワークに干渉することなく導入できるため、生産ラインの稼働を止めることなく、PLCやセンサなどのOT資産をリアルタイムで可視化・一元管理できます。24時間365日体制の有人監視により、不正通信や脆弱性を早期に検知。ITとOTのログを組み合わせて分析することで、ITシステムからOT環境への侵入といった連鎖的な被害拡大を防ぎます。
製造業・生産管理への見方
多くの製造現場では、IT環境は情報システム部門、OT環境は生産管理や保全などの生産部門が個別に管理しており、セキュリティ対策が縦割りになりがちです。しかし、近年のランサムウェア攻撃などはITからOTへと境界を越えて侵入し、操業停止を引き起こす事例が相次いでいます。本サービスは、これら2つの領域を統合監視することで、部門間をまたぐ脅威の全体像を迅速に把握できるようにします。これにより、生産ラインの停止リスクを最小限に抑え、サプライチェーン全体でのセキュリティ要求に応える体制構築を支援します。
現場で確認したいポイント
- 自社の工場ネットワークにおいて、IT環境とOT環境の境界や接続点が明確に管理されているか
- 生産ラインの稼働に影響を与えずに、既存のPLCや制御機器の資産情報を可視化できるか
- 万が一のサイバー攻撃発生時における、生産部門と情報システム部門の連携・初動対応フローがあるか
確認しておきたい点
本サービスで採用されているNozomi Networksのシステム導入にあたり、自社の工場で稼働している特殊な制御プロトコルや古いOSの機器がどの程度可視化・監視の対象となるかについては、事前に個別環境での検証や確認が必要です。
出典情報
| 出典 | PR TIMES |
|---|---|
| 発表企業 | デジタルデータソリューション株式会社 |
| 発表日時 | 2026-10-14 14:30:01 |
| 元記事 | PR TIMESで読む |