この記事の要点: コベルコシステム株式会社は、田中精密工業株式会社における現場特化型MES(製造実行システム)ソリューション「実績班長」の導入事例を公開しました。田中精密工業では、従来発生していた紙やExcelによる手動入力や多重入力を解消し、現場から経営までをつなぐデータ基盤を構築。これにより、作業実績や工数データのタイムリーな収集が可能となり、データドリブンなものづくりの推進体制を整えました。
発表内容のポイント
- 毎日約2時間発生していた手入力工数を削減し、転記ミスも解消
- ラベル発行と同時に実績が自動登録され、ロット情報の即時検索が可能に
- 婦中工場への展開を進め、各工場・部門で共通基準によるデータ収集を目指す
発表の背景
導入前の田中精密工業では、製造現場のデータを紙やExcelへ手動で入力しており、情報の収集や分析に多大な時間を要していました。複数人が複数の帳票に手入力することで転記ミスが多発し、毎日約2時間の入力工数が発生していたほか、詳細な原価管理や改善活動にデータを活かしきれない課題を抱えていました。
何が発表されたのか
MES「実績班長」の導入により、作業実績データがタイムリーかつ正確に収集できるようになりました。ラベル発行と同時に実績が自動登録される仕組みを構築したことで、手入力工数の削減と転記ミスの解消を同時に実現しています。また、トレーサビリティが向上し、システム上でロット情報を即時に検索・確認できるようになりました。これにより、原価把握や迅速な意思決定を行うためのデータ基盤が整備されました。
製造業・生産管理への見方
自動車部品などの製造現場において、紙日報やExcelへの二重入力は、現場作業者の負担となるだけでなく、データの即時性や信頼性を損なう要因となります。本事例のように、現場の作業(ラベル発行など)とシステムへの実績登録を連動させることで、現場に負担をかけずに正確なデータを収集する仕組みは、製造業DXの現実的なアプローチとして参考になります。今後はBIツールを用いたデータの見える化や、IoT活用によるさらなる高度化が期待されます。
現場で確認したいポイント
- 自社の現場で、紙からシステムへの転記作業にどれだけの工数が割かれているか
- 実績登録を自動化するために、既存の現場作業(ラベル発行等)とどう連携できるか
- 複数工場や部門間で、共通の基準に基づいたデータ収集体制が構築できているか
確認しておきたい点
本リリースでは、田中精密工業における「実績班長」の具体的な導入規模(対象ライン数や初期導入工場)や、導入にかかった期間については言及されていません。
出典情報
| 出典 | PR TIMES |
|---|---|
| 発表企業 | コベルコシステム株式会社 |
| 発表日時 | 2026-10-13 11:00:02 |
| 元記事 | PR TIMESで読む |