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2026年度デミング賞が決定、製造業からトヨタ宮本氏や海外2社が受賞

デミング賞委員会は2026年度の各賞受賞者を発表。トヨタ自動車の宮本氏や、インドネシア・インドの自動車部品メーカーなどが選出されました。

生産現場のシステムNAVI編集部
2026年度デミング賞が決定、製造業からトヨタ宮本氏や海外2社が受賞

この記事の要点: デミング賞委員会は、2026年度(令和8年)のデミング賞各賞の受賞組織および受賞者を決定したと発表しました。本年度は、学術界から慶應義塾大学の山田秀教授が本賞を受賞したほか、産業界からはトヨタ自動車の宮本眞志氏が特別功労・実践賞を受賞。さらに、インドネシアやインドの自動車部品・部材メーカーなど4組織がデミング賞に選ばれ、製造現場におけるTQM(総合的品質管理)の実践成果が評価されました。

発表内容のポイント

  • トヨタ自動車の宮本氏が、グローバル品質経営とTQM推進の功績で特別功労・実践賞を受賞
  • インドネシアの触媒メーカーやインドの鍛造・熱交換器メーカーなど海外製造業が受賞
  • 2026年11月11日に経団連会館で授賞式を開催し、受賞報告講演会やライブ配信も実施

発表の背景

デミング賞は、TQM(総合的品質管理)の発展や普及に貢献した個人および組織に授与される権威ある賞です。日科技連に設置されたデミング賞委員会が、毎年3月から9月にかけて厳正な審査を行い、受賞者を決定しています。製造業のグローバル化やサプライチェーンの複雑化が進むなか、国内外の生産現場における品質管理体制の強化と、それを支える人材育成の重要性が改めて浮き彫りになっています。

何が発表されたのか

今回の受賞では、トヨタ自動車のChief Quality Officerである宮本氏が、グループ全体のTQM活動牽引や品質マネジメントシステム改革の功績で評価されました。組織部門では、自動車・二輪車用触媒を製造するインドネシアのPT. Cataler Indonesiaが、多能工化やQCサークルを活用した人材育成で成果を上げ受賞。また、インドの自動車部品メーカーであるSona BLW Precision Forgings(ドライブライン部門)とTata Toyo Radiatorの2社も、市場変化に対応した新製品開発や全員参加型のTQM推進による品質・生産性向上が認められました。

製造業・生産管理への見方

今回の受賞事例は、製造業DXや生産管理の高度化を目指す日本の現場にとっても多くの示唆を含んでいます。特に海外の受賞組織では、単なるツールの導入にとどまらず、現地の文化や精神に合わせた独自のTQMを構築している点が特徴です。全社的な多能工化、部門横断での知識共有、製品ロードマップに基づく事前の人材育成計画など、現場の「人づくり」と「組織能力の向上」を品質改善や設備故障率の低減に直結させており、持続可能なものづくり体制を築くための好例といえます。

現場で確認したいポイント

  • 自社の品質管理体制(TQM)が、単なる形式的な運用ではなく経営戦略と連動しているか
  • 海外拠点や協力工場において、現地の文化に適した品質改善活動や人材育成が定着しているか
  • 新製品開発や事業拡大に必要なスキルセットを定義し、計画的な教育訓練を行えているか

確認しておきたい点

本リリースは受賞者の決定を報じるものであり、各受賞組織が導入している具体的なシステム構成や、TQM推進における詳細なITツールの活用状況については言及されていません。

出典情報

出典 PR TIMES
発表企業 一般財団法人日本科学技術連盟
発表日時 2026-10-06 15:00:01
元記事 PR TIMESで読む

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