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ジェイテクト、円筒研削加工用CBNホイール「削楽Air」を開発

ジェイテクトグループが、高精度加工と省エネを両立する次世代研削ホイールを開発。独自の多気孔構造でたわみを抑制。

生産現場のシステムNAVI編集部
ジェイテクト、円筒研削加工用CBNホイール「削楽Air」を開発

この記事の要点: 株式会社ジェイテクトのグループ会社である株式会社ジェイテクトグラインディングツールは、円筒研削加工用ビトリファイドCBNホイール「削楽Air(さくらエアー)」を開発した。2026年10月より販売を開始する。本製品は、現行品の長寿命・低研削動力性能を継承しつつ、加工形状精度の向上と省エネルギー性能を高レベルで実現した次世代研削ホイールであり、製造現場の生産性向上と環境負荷低減に貢献する。

発表内容のポイント

  • 進化した「AirFlow構造」により、クーラント供給を最適化し加工時のワークたわみを抑制
  • 高強度ボンドの採用で砥粒の脱落を抑え、ツルーイングインターバル延長と高寿命化を達成
  • 多気孔構造による低研削抵抗化で、現行品に比べ研削動力を低減し設備の消費電力を削減

発表の背景

自動車部品や軸受部品をはじめとする精密加工分野では、工具費の低減や加工時間の短縮に加え、部品の高性能化に伴う加工精度の高度化が求められている。さらに、製造現場におけるカーボンニュートラルへの取り組みが加速する中、研削加工プロセスにおいても消費電力の削減といった省エネルギー化への要求が強まっている。こうした背景から、高生産性と環境性能を両立する新たな研削ホイールの開発が進められた。

何が発表されたのか

今回開発された「削楽Air」は、ダイヤモンドに次ぐ硬度を持つ立方晶ホウ素の砥粒をガラス質のボンドで保持したビトリファイドCBNホイールである。現行品「削楽~SAKURA~」の多気孔構造をさらに進化させた「AirFlow構造」を採用した。強度を維持しながら気孔を拡大したことで、研削点へ適量のクーラントを供給可能にし、真円度などの形状精度を向上させている。また、高強度ボンドの採用により砥粒の保持力を高め、摩耗を抑制することでホイールの寿命を延ばし、工具費の削減を可能にした。

製造業・生産管理への見方

研削加工は部品の最終精度を決定づける重要な工程であり、ワークの熱変位やたわみによる精度不良の防止が常に課題となる。「削楽Air」のAirFlow構造は、研削点への確実なクーラント供給によって熱や摩擦を抑え、ワークのたわみを抑制するため、高精度部品の安定生産と不良率低減に直結する。また、砥粒保持力の向上によるツルーイング(といし修正)間隔の延長は、ラインの停止時間を減らし実質的な稼働率向上をもたらす。研削抵抗の低減による消費電力削減は、工場の省エネ目標達成にも寄与する実用的なDX・GXソリューションと言える。

現場で確認したいポイント

  • 自社の円筒研削工程における、現行といしの寿命やツルーイング頻度との比較評価
  • 加工しているワークの材質や形状において、たわみ抑制による真円度向上の効果が見込めるか
  • 研削動力の低減に伴う、加工設備単体の消費電力削減効果の試算

確認しておきたい点

現行品「削楽~SAKURA~」と比較した具体的な研削動力の削減率や、寿命の向上幅を示す数値データは公表されていないため、自社の加工条件における実機検証が必要となる。

出典情報

出典 PR TIMES
発表企業 株式会社 ジェイテクト
発表日時 2026-09-24 11:22:15
元記事 PR TIMESで読む

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