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宇宙産業の設計者、約6割が業務の3〜5割を調達・品質対応に費やす ミスミ調査

ミスミが宇宙産業の機械設計者ら400名超を対象に実施した実態調査によると、将来の成長への期待が高い一方、約76.8%が業務の逼迫を実感。調達や品質対応などの周辺業務が開発のボトルネックになっている実態が明らかになりました。

生産現場のシステムNAVI編集部
宇宙産業の設計者、約6割が業務の3〜5割を調達・品質対応に費やす ミスミ調査

この記事の要点: 株式会社ミスミグループ本社は、宇宙産業の機械設計者や一般の製造業従事者など400名以上を対象に、宇宙産業への期待感や設計・開発業務の実態に関する調査を実施しました。調査の結果、宇宙産業の成長に対する高い期待がある一方で、現場の設計・開発者は調達や品質対応などの周辺業務に多くの時間を割かれており、業務の逼迫や開発スケジュールの遅延といった課題に直面している実態が浮き彫りになりました。

発表内容のポイント

  • 宇宙産業機械設計者の75.3%が業界の成長を確信し、国の支援や民間参入に期待
  • 設計者の76.8%が業務の逼迫を感じ、約6割が業務時間の3〜5割を調達等に費やす
  • 調達の課題として、納期の不透明さや見積取得の長期化、煩雑な品質対応が浮き彫りに

発表の背景

民間企業によるロケット打ち上げや衛星データの活用が進み、宇宙産業は次世代の成長市場として注目を集めています。国による予算拡大や政策支援、民間スタートアップの参入も活発化しており、現場の設計者を中心に市場成長への期待が高まっています。しかし、宇宙産業特有の少量多品種による採算性の低さや、極限環境に対応するための厳しい技術要求、専門人材の不足といった課題から、具体的な参入や事業拡大に踏み切れない企業が多いのが現状です。

何が発表されたのか

調査によると、宇宙産業機械設計者の76.8%が業務の逼迫を実感しており、その要因として設計以外の周辺業務が挙げられています。具体的には、設計者の約6割が全業務時間の3〜5割を部品調達や品質対応に費やしていました。調達における具体的な負担としては、「納期が読みづらく開発スケジュールに影響する(52.2%)」が最多で、次いで「特定のサプライヤへの依存(43.5%)」「品質基準や証憑対応の煩雑さ(43.5%)」「見積取得の時間(42.0%)」が続いており、調達プロセスの非効率が開発を停滞させる要因となっています。

製造業・生産管理への見方

製造業や生産管理の視点において、本調査結果は「設計者が本来の付加価値業務に集中できる環境づくり」の重要性を再認識させるものです。特に宇宙産業のような先端分野では、図面作成や見積依頼、サプライヤ調整などの周辺業務に年間約1,000時間もの工数が割かれているとされています。3Dデータをアップロードするだけで即時に見積もりや製作可否が判明するデジタル調達プラットフォームの活用は、こうした「待ち時間」を削減し、リードタイム短縮と生産性向上を両立させる有効なDX手段となります。また、部品の重要度に応じた品質要求レベルの使い分けなど、柔軟な調達基準の適用も現場から求められています。

現場で確認したいポイント

  • 自社の設計部門において、見積取得やサプライヤ調整などの周辺業務に割かれている時間割合
  • 部品調達における納期の不透明さや、特定サプライヤへの依存が開発日程に与えている影響
  • 3Dデータを活用した即時見積もりやデジタル調達ツールの導入による、調達工数削減の可能性

確認しておきたい点

本調査は宇宙産業の機械設計者69名、それ以外の宇宙関係者100名、一般の製造業従事者300名の計469名を対象に、2026年3月に実施されたオンラインアンケートに基づいています。回答者の属性やサンプル数に偏りがある点に留意する必要があります。

出典情報

出典 PR TIMES
発表企業 株式会社ミスミグループ本社
発表日時 2026-09-18 11:00:02
元記事 PR TIMESで読む

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