この記事の要点: テスホールディングス株式会社は、インドネシアの連結子会社であるPT PTEC RESEARCH AND DEVELOPMENTが手がける「EFB(椰子空果房)ペレットの製造」において、国際的な持続可能バイオマス認証制度である「GGL(Green Gold Label)認証」を取得したと発表しました。原料調達から実証工場での加工、製品化に至る一連のサプライチェーンを対象とした同ペレット製造でのGGL認証取得は世界初となります。
発表内容のポイント
- 農作物残渣であるEFBの調達からペレット製造、製品化までのサプライチェーンで認証取得
- 未利用のまま放置されメタンガス発生源となっていた廃棄物をバイオマス燃料へ有効活用
- 中期経営計画において、期間中に年産10万トン規模の製造能力確立と大規模商業化を目指す
発表の背景
世界最大のパーム油生産国であるインドネシアでは、搾油時に大量に発生するEFBの処分が課題となっています。大半が未利用のまま放置され、腐敗に伴うメタンガスの発生や土壌汚染を引き起こしていました。また、インドネシア政府は天然資源を国内で加工し高付加価値化して輸出する「下流化」を推進しており、現地での加工体制の構築が求められていました。
何が発表されたのか
PTEC社は、これまで廃棄されていたEFBをペレット化し、バイオマス燃料として活用する技術開発を進めてきました。今回のGGL認証は、調達されたバイオマス製品が持続可能な方法で生産されていることを第三者機関が証明するものです。同社は原料調達から実証工場での加工プロセス全体で認証を得ることで、燃料としての信頼性を担保しました。今後は量産化に向けた研究開発を継続し、商業化を推進します。
製造業・生産管理への見方
製造業における脱炭素化やサプライチェーンのグリーン化において、信頼性の高いバイオマス燃料の確保は重要なテーマです。今回の認証取得は、燃料の製造工程や調達ルートの持続可能性が国際基準で客観的に証明されたことを意味します。特に、製造業のエネルギー転換やスコープ3削減を目指す企業にとって、トレーサビリティが確保された新しいバイオマス燃料の選択肢として注目されます。
現場で確認したいポイント
- EFBペレットの日本国内への供給体制や、既存の燃焼設備での活用における技術的仕様
- 実証段階から年間10万トン規模の商業生産へ移行する際のスケーラビリティと安定調達力
- 他バイオマス燃料(PKSなど)と比較した際の発熱量やコストパフォーマンスの優位性
確認しておきたい点
本件は実証工場における製造プロセスでの認証取得であり、年間10万トン規模を目指す大規模商業化に向けた量産体制の確立や、具体的な市場供給の開始時期については今後の研究開発および事業進捗を確認する必要があります。
出典情報
| 出典 | PR TIMES |
|---|---|
| 発表企業 | テスホールディングス株式会社 |
| 発表日時 | 2026-09-18 10:00:02 |
| 元記事 | PR TIMESで読む |