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シンガポールで1万平米のデジタル体験施設が開業、国際共同プロジェクトの生産管理手法

シンガポールに誕生した大規模デジタル体験施設「Exploria」。国際的なクリエイティブ・技術連合を統率したプロジェクト・生産管理の舞台裏を解説します。

生産現場のシステムNAVI編集部
シンガポールで1万平米のデジタル体験施設が開業、国際共同プロジェクトの生産管理手法

この記事の要点: シンガポールの万態野生生物グループ(Mandai Wildlife Group)は、1万平方メートルに及ぶ大規模な常設屋内デジタル体験施設「Exploria」をオープンした。本プロジェクトでは、デザインを担当したGSM Studiosが主導し、世界各国のクリエイティブ企業や技術スペシャリストからなる国際共同体を統率。複雑なマルチメディアシステムや87個のインタラクティブ展示を統合する、高度なプロジェクト・生産管理(Production Management)が実践された。

ニュースのポイント

  • 1万平米の空間に5つのテーマ世界と87のインタラクティブ展示を統合する大規模生産管理
  • カナダやシンガポールなど、グローバルな専門企業群を統率するコンソーシアム体制の構築
  • RFID技術を用いた集中型ゲーム化システムなど、複雑なITインフラと空間設計の同期

背景

シンガポールの自然保護区内に建設された「Exploria」は、生きた動物を展示せず、デジタル映像とストーリーテリングによって地球上の到達困難な生態系を再現する施設である。学術的な正確性とエンターテインメント性を両立させるため、企画初期段階から多様な専門家が参画する国際的な共同プロジェクトとして立ち上げられた。

何が起きたのか

プロジェクトの生産管理(Production Management)を担ったGSM Studiosは、意匠設計だけでなく、建築家、施工業者、サプライヤーの調整から最終インストールまでを一貫して管理した。展示制作には、モントリオールを拠点とするインタラクティブスタジオDpt.や、シンガポールのElectronics & Engineering社などが参画。RFID技術を活用した来場者追跡システムや、温度・風を制御する混合メディアシミュレーターなど、多種多様なハードウェアとソフトウェアの統合プロセスが厳密に管理された。

製造業・生産管理への見方

本プロジェクトにおける生産管理手法は、製造業における複雑なシステムインテグレーションや、多国籍サプライチェーンの管理に通じるものがある。特に、異なる技術領域(音響、映像、IT、空間造作、環境制御)を持つ複数のサプライヤーを同期させ、仕様変更や品質管理を行いながら納期通りに1つの巨大なシステム(施設)として完成させるプロセスは、プラント建設や大型産業設備の生産管理におけるプロジェクトマネジメントの好例と言える。

現場で確認したいポイント

  • 異業種や複数ベンダーが混在するプロジェクトで、仕様の不整合を防ぐ管理体制があるか
  • ハードウェア(空間・設備)とソフトウェア(IT・制御)の開発スケジュールは同期しているか
  • グローバルな調達・生産体制において、品質基準や進捗状況をリアルタイムに可視化できているか

確認しておきたい点

本記事はアトラクション施設の建設プロジェクトに関するものであり、一般的な工場の量産ラインにおける生産管理とは、管理対象の特性やリピート性の有無において異なる点に留意する必要がある。

出典情報

出典 e-architect.com
公開日時 2026-09-15T16:28:40+00:00
元記事 e-architect.comで読む

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