この記事の要点: シタテル株式会社は、衣服・ライフスタイル製品のデジタル生産プラットフォーム「sitateru CLOUD」を活用する繊維商社のDX推進担当者や現場責任者を集めたユーザー会を開催しました。5社17名が参加した本会では、単なるツールの導入にとどまらず、いかに現場の業務にシステムを定着させ、蓄積されたデータを次の業務変革や生産管理の効率化につなげていくかについて、具体的な事例をもとに議論が交わされました。
発表内容のポイント
- テンプレートの絞り込みと基幹システム連携により、現場の二重入力を解消し入力を定着
- 外部チャットを禁止しシステムへやり取りを集約、海外工場との連絡工数を大幅に削減
- 見積時の想定コストと基幹の実績コストを品番単位で比較し、予実管理や原価交渉に活用
発表の背景
アパレル・繊維業界において、DXやAIを活用した業務変革への期待が高まる一方、構築したシステム構想を実際の現場運用に落とし込み、成果を出すことには多くの企業が課題を抱えています。こうした背景から、現場の最前線で試行錯誤を重ねるユーザー企業同士が、運用のノウハウやリアルな経験談を持ち寄り、システム定着化や海外パートナー連携などの課題解決に向けた情報を交換する場として本会が企画されました。
何が発表されたのか
ユーザー会では、具体的な導入成果を上げている2社の事例が紹介されました。A社は、入力項目を最小限のテンプレートに絞り込み、基幹システムからCSVデータを自動取り込みする仕組みを構築することで、現場の二重入力を解消し「使って当たり前」の土台を作りました。B社は、個人メールや外部チャットでのやり取りを禁止してシステム上の品番紐づけチャットに一元化。海外工場とのやり取りの99%をシステムへ移行し、月間数万件に及ぶ貿易連絡の確認工数を激減させました。
製造業・生産管理への見方
繊維・アパレル製造のサプライチェーンにおいて、仕様書やコスト情報、海外工場とのやり取りの管理は煩雑になりがちです。今回の事例は、現場に無理のないスモールステップでの目標設定や、既存の基幹システムとの自動連携が、現場の入力負荷を下げてデータ精度を向上させる有効なアプローチであることを示しています。蓄積されたデータを用いて、見積段階の「想定コスト」と「実績コスト」の差分を品番単位で自動可視化し、粗利毀損の要因分析や次回の原価交渉に活かす取り組みは、製造業の調達・生産管理におけるデータ活用の好例と言えます。
現場で確認したいポイント
- 現場のシステム入力負荷を下げるため、入力項目やテンプレートを必要最小限に絞り込めているか
- 既存の基幹システムとデータ連携を行い、現場での二重入力の手間を排除できているか
- 海外拠点や外部パートナーとの連絡経路をシステムに一本化し、情報が品番に紐づく状態を作れているか
確認しておきたい点
本内容はシタテル株式会社が主催したユーザー会に参加した特定企業(5社)の事例に基づくものであり、すべての導入企業において同様の成果やシステム連携が容易に実現できるとは限りません。自社の基幹システムとの連携可否や開発コストについては、個別での確認が必要です。
関連リンク
- 発表企業サイト:シタテル株式会社の企業情報サイトです。
- 発表企業のPR TIMESページ:シタテル株式会社のプレスリリース一覧です。
出典情報
| 出典 | PR TIMES |
|---|---|
| 発表企業 | シタテル株式会社 |
| 発表日時 | 2026-09-08 09:20:01 |
| 元記事 | PR TIMESで読む |