この記事の要点: 株式会社UPDATERは、製品の生産工程から販売後のリユース、修理、再資源化にいたるライフサイクル全体をブロックチェーンで記録・管理するサービス「TADORi CHAiN Powered by Coral」の最新版を2026年9月4日に提供開始しました。製品の「本物である証明」と「環境負荷の見える化」を両立し、製造業における二次流通の収益化と循環型ビジネスへの移行を支援します。
発表内容のポイント
- 製造からリユースまで、上流と下流のシステムを統合した循環型管理を実現
- ブロックチェーンを活用し、製品の真贋証明と正当な所有者の証明を両立
- 製品・ロット単位でのGHG排出量を算定し、Scope3の可視化に対応
発表の背景
欧州でのエコデザイン規則(ESPR)に基づく衣料品廃棄禁止や、国内リユース市場の拡大を背景に、製造業では「地上資源」を活かした循環型ビジネスへの転換が求められています。しかし、従来のトレーサビリティは原材料・製造を管理する「作る側」と、販売後を管理する「使う側」のシステムが分断されており、製品の一生を一貫して管理できる仕組みが不足していました。
何が発表されたのか
「TADORi CHAiN」は、製品に付与した二次元バーコード等を通じて、製造履歴から販売後の修理、リユース、リサイクルまでの全履歴をブロックチェーンに記録します。これにより、ブランド側は二次流通市場でも自社製品の価値を維持し、新たな収益源にすることが可能です。さらに、素材や生産場所、移動手段の情報から製品・ロット単位のGHG排出量を算定し、サプライチェーン排出量(Scope3)の可視化や欧州のデジタルプロダクトパスポート(DPP)対応を支援します。
製造業・生産管理への見方
製造業や生産管理部門にとって、本システムは単なる環境規制対応にとどまらず、製品のライフサイクル全体をデータで追跡する高度な生産・流通管理を可能にします。特に、海外調達への依存度が高い繊維・アパレル産業において、地上資源の再利用は原材料調達の安定化に寄与します。また、製品単位でのGHG排出量算定機能は、製造工程における環境負荷低減の取り組みを具体的な数値として顧客や市場へ示す強力なツールとなります。
現場で確認したいポイント
- 自社製品の二次流通やリユース市場における価値担保、真贋証明の必要性
- サプライチェーン全体(Scope3)におけるGHG排出量の算定・開示体制の現状
- 欧州市場への展開におけるデジタルプロダクトパスポート(DPP)への対応状況
確認しておきたい点
GHG排出量の算定・開示に必要なGHG排出係数のライセンス料金は、本サービス利用者の負担となります。また、繊維・アパレル分野におけるDPPの具体的な要件は、今後採択されるESPRの委任規則により確定するため、最新の規制動向に留意する必要があります。
関連リンク
- 発表企業サイト:株式会社UPDATERのコーポレートサイト
- 発表企業のPR TIMESページ:UPDATERのプレスリリース一覧
出典情報
| 出典 | PR TIMES |
|---|---|
| 発表企業 | 株式会社UPDATER |
| 発表日時 | 2026-09-04 16:00:10 |
| 元記事 | PR TIMESで読む |