ニュース

対話でベテランの判断基準を構造化する「Chizel」先行導入企業を募集

kataliftが、手順書に残りにくい例外時の判断基準を対話で引き出し、MarkdownやJSON形式で構造化する「Chizel」の先行導入企業2社を募集開始。物流などの現場における属人化解消を目指す。

生産現場のシステムNAVI編集部
対話でベテランの判断基準を構造化する「Chizel」先行導入企業を募集

この記事の要点: katalift株式会社は、対話型ナレッジ構造化エンジン「Chizel」の先行導入企業の募集を開始しました。募集数は2社限定です。同サービスは、手順書に残りにくい「例外発生時の判断基準」を対話によって引き出し、引き継ぎ資料やAIツールから参照可能なデータとして構造化するシステムです。少人数で業務を回しており、ベテランの判断基準が個人に依存したまま引き継ぎが進んでいない企業を対象としています。

発表内容のポイント

  • 手順書に残りにくい「例外時の判断基準」を対話によって引き出し構造化する
  • 引き継ぎ用のMarkdown形式と、AIツールから参照可能なJSON形式で出力する
  • 先行導入2社を募集し、実際の業務情報をもとに優先利用権や初期費用の減額を提供

発表の背景

物流をはじめとする現場では、人手不足を背景に特定のベテランに判断が集中する属人化が課題となっています。業務手順は実作業を通して覚えやすい一方、「例外時に何を見てどう判断するか」という暗黙知は、本人に書き出しを求めても言語化されにくい性質があります。また、手順書を作成しても日々の業務から離れた更新作業は後回しになりやすく、実態と乖離して参照されなくなるという悪循環が生じていました。

何が発表されたのか

Chizelは、白紙のドキュメントを埋めるのではなく、認知心理学の面接手法を参考にした問いを重ねることで、判断の理由を引き出す対話型エンジンです。引き出したナレッジは、業務の前提や判断基準、例外時の対応として整理され、後任が理解しやすいMarkdown形式で出力されます。さらに、AIエージェントが扱えるJSON形式にも変換可能で、AIツールが外部データに接続するための共通規格「MCP」のサーバーとして動作し、外部のAIツールから参照できます。出力形式を独自仕様に閉じ込めず、自社の資産として他ツールへ持ち出せる点が特徴です。

製造業・生産管理への見方

製造や物流の現場では、熟練者の退職や異動に伴う技術・ノウハウの伝承が大きな課題です。特に「この取引先は数量がブレるため月末は在庫を多めに確保する」「特定の商品が指定温度帯を外れたら再検品するため積み込み順を変更する」といった、現場の状況に応じた臨機応変な判断はマニュアル化が困難でした。Chizelのように、対話を通じてこれらの判断基準をデータ化し、MarkdownやJSONといった汎用的な形式で残す仕組みは、製造現場のDXや属人化解消、スムーズな業務引き継ぎにおいて有効なアプローチとなり得ます。

現場で確認したいポイント

  • 自社の製造・物流現場において、マニュアル化されていないベテラン特有の判断業務がどれだけ存在するか
  • 現場の担当者が対話型システムに入力・応答するための業務時間を確保できるか
  • 抽出した判断基準データを、既存の社内システムや将来導入するAIツールとどのように連携させるか

確認しておきたい点

先行導入プログラムの募集は2社限定であり、定員に達し次第終了となります。また、導入費用は業務内容や支援範囲に応じて個別相談の上で決定されるため、事前に要件の整理が必要です。

関連リンク

出典情報

出典 PR TIMES
発表企業 katalift株式会社
発表日時 2026-09-03 19:55:44
元記事 PR TIMESで読む

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です