この記事の要点: santec LIS株式会社は、波長可変光源を用いた光デバイス評価向けに、新型の掃引測定プラットフォーム「STP-100」と、高ダイナミックレンジ4チャネルパワーメータモジュール「MPM-315」を開発しました。AIインフラの拡大やシリコンフォトニクス技術の進展に伴い、高速かつ高機能な光デバイスの需要が高まる中、評価システムのスループット向上とシステム統合の簡素化を目指します。受注開始は2026年10月を予定しています。
発表内容のポイント
- 最大6スロットのモジュール実装に対応し、従来比4倍の高速データ転送を実現
- 新モジュール「MPM-315」の最大6台搭載により、最大24チャネルの測定に対応
- 既存のMPMシリーズと通信コマンドの互換性を維持し、システム移行を容易化
発表の背景
AI向け光インターコネクトやシリコンフォトニクス、Co-Packaged Optics(CPO)、光電融合デバイスなどの技術進展に伴い、光デバイスの評価システムには、より高いスループットと優れた拡張性が求められています。研究開発から生産ラインにいたるまで、多チャネルかつ高速な掃引測定を効率的に行い、システム構築やデータ転送のボトルネックを解消することが課題となっていました。
何が発表されたのか
新開発の「STP-100」は、同社の波長可変光源を用いた高速掃引測定に最適化された共通プラットフォームです。光パワーメータに加え、偏波コントローラや光スイッチなどの複数モジュールを統合できます。高速LAN通信の採用により、従来比4倍となる100Mbpsのデータ転送速度を達成しました。同時発表の「MPM-315」は、独自の検出技術により1回の波長掃引で広い測定レンジをカバーできる4チャネルパワーメータモジュールで、測定時間の短縮と高精度測定を両立します。
製造業・生産管理への見方
光通信部品やシリコンフォトニクスデバイスの製造・検査工程において、測定スループットの向上は生産性を左右する重要な要素です。本システムは、MPM-315を最大6台搭載することで最大24チャネルの光パワー測定システムを構築でき、多ポート光部品の評価効率を大幅に高めます。また、LAN、USB、GPIBの通信インターフェースを備え、既存のMPMシリーズとコマンド互換性があるため、工場の既存検査ラインからのリプレイスや自動化システムへの統合がスムーズに行える点が、製造現場における実用的なメリットです。
現場で確認したいポイント
- 自社の光デバイス検査工程における、測定チャネル数や必要なダイナミックレンジの要件
- 既存の測定システムから移行する際、通信コマンド互換性が適用できる範囲の確認
- 2026年10月の受注開始に向けた、デモ機による評価や導入スケジュールの検討
確認しておきたい点
本製品の受注開始は2026年10月予定となっており、現時点での即時導入や詳細な価格情報についてはメーカーへの直接の確認が必要です。
関連リンク
- 関連ページ:新製品の仕様や詳細に関するメーカーニュース
- 発表企業サイト:santecグループの企業情報・拠点一覧
- 発表企業のPR TIMESページ
出典情報
| 出典 | PR TIMES |
|---|---|
| 発表企業 | santec LIS株式会社 |
| 発表日時 | 2026-09-03 17:17:58 |
| 元記事 | PR TIMESで読む |