この記事の要点: 株式会社ZAICOは、クラウド型在庫管理システム「zaico」において、スマートフォンで撮影した写真からAIが物品を自動で数える新機能「AIカウント」(ベータ版)の提供を2026年8月31日に開始しました。この機能は、棚卸や在庫確認時に発生する目視でのカウント作業や数え間違いを減らし、現場の業務負担を軽減することを目的としています。事前学習が不要で、導入後すぐに利用できる点が特徴です。
発表内容のポイント
- 事前学習が不要で、スマホで撮影した写真の指定領域内を約1.5秒で高速カウント
- 部品同士の多少の重なりに対応し、個別単位とまとまり単位の使い分けが可能
- 2027年2月末までお試し期間として、全プランで月100回まで無償利用が可能
発表の背景
在庫管理や棚卸の現場では、ネジや電子部品といった微小な物品、あるいは密集した在庫を目視で数える作業が頻繁に発生します。これらの作業は物品数が多くなるほど数え間違いが起きやすく、担当者の精神的・肉体的負担となっていました。こうした現場特有の課題を解決し、作業の省人化と正確性の向上を図るために本機能が開発されました。
何が発表されたのか
「AIカウント」は、iOS端末のカメラで撮影した画像上で、ユーザーが指でなぞって指定した範囲内の物品数をAIが自動計測する機能です。計測結果はそのままシステム上の在庫数量に反映されるため、手入力の手間も省けます。物品が多少重なっていても一定範囲内であれば認識可能で、最小単位の「個別」と、束やシートなどの「まとまり」という2つの単位を使い分けられます。現在はベータ版として提供されており、今後はAndroidへの対応や、入出庫登録時の連携、複数物品が混在する中から特定物品を識別する機能の開発などが予定されています。
製造業・生産管理への見方
製造業の生産現場や部品倉庫において、電子部品や締結部品(ネジ・ボルトなど)といった細かな部材の在庫管理は、極めて煩雑でミスの起きやすい工程です。本機能の導入により、棚卸時や出庫・払い出し時のカウント作業が大幅にスピードアップし、作業者によるバラつきを防ぐ効果が期待できます。特に事前画像登録やAIの学習プロセスを経ずに、導入したその日から現場で試せる手軽さは、DXの初期投資や人的リソースが限られる中小規模の工場にとっても導入のハードルを下げる要因になります。
現場で確認したいポイント
- 自社の管理対象部品(金属光沢があるものや極小部品など)が、どの程度の精度でカウントできるか
- 重なりが激しい山積みの状態において、どの程度まで正確に認識できるかの許容範囲
- 2027年3月以降に予定されている、利用状況に応じた新たな有料料金体系のコスト感
確認しておきたい点
本機能は現在iOS版のみの対応となっており、Android端末での利用は今後の対応予定となっています。また、物品の隠れる割合が大きい場合はカウント対象から外れることがあるため、現場での撮影方法に一定のルール決めが必要となる可能性があります。
関連リンク
- 発表企業サイト:株式会社ZAICOのコーポレートサイト
- 発表企業のPR TIMESページ
出典情報
| 出典 | PR TIMES |
|---|---|
| 発表企業 | 株式会社ZAICO |
| 発表日時 | 2026-09-01 10:30:01 |
| 元記事 | PR TIMESで読む |