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製造現場の熱中症対策を個別化、発汗量に4倍の個人差。カクイチ建材工業の導入事例

カクイチ建材工業が発汗計測機器「カナルパイロット」を導入。同じ現場でも作業者間で発汗量に約4倍の差があることが判明し、個人別の給水目安を設定する対策を開始しました。

生産現場のシステムNAVI編集部
製造現場の熱中症対策を個別化、発汗量に4倍の個人差。カクイチ建材工業の導入事例

この記事の要点: カナルウォーター株式会社は、同社の発汗計測機器「カナルパイロット」を用いた熱中症リスク管理・調査サービスが、カクイチ建材工業株式会社の製造現場で活用されている実績を公表しました。同じ現場で同様の作業を行う作業者間において、1日あたりの発汗量に約4倍(約1.4L〜5.6L)の個人差があることが判明。この結果に基づき、一律の対策から個人別の発汗量に応じた水分補給目安の設定へと、熱中症対策の個別最適化を進めています。

発表内容のポイント

  • 同じ製造現場でも作業者の発汗量に約4.0倍(1.4L対5.6L)の個人差を検出
  • 発汗量の実測値に基づき、作業者ごとに異なる1時間あたりの推奨給水量を算出・設定
  • 熱中症リスクの自動メール通知により、管理者が現場で追加休憩を指示する運用を実現

発表の背景

従来の熱中症対策は、WBGT値などの環境温度を基準とした「現場一律」の対応が主流でした。しかし、作業者の体質や作業強度による個人の負荷の違いまでは把握できない課題がありました。カクイチ建材工業では、夏場に高温となる炉を設置した過酷な暑熱環境の製造工程を有しており、作業者一人ひとりの身体負荷に即した、より実効性の高い安全管理体制の構築を模索していました。

何が発表されたのか

カクイチ建材工業は、小型プレハブやガレージ、屋根材などの製造工程において、熱中症リスク管理サービス「カナルパイロットC」を5つの現場に導入しました。環境の暑熱リスクが高まった際に管理者へメールで自動通知する仕組みを構築し、前年比での体調不良者減少に繋げています。さらに、発汗量調査によって特定の工程が突出して厳しい暑熱環境にあることを突き止め、ピンポイントでの設備予算投資を実行。全体一律ではなく、リスクの高い工程や個人にリソースを集中させる対策へシフトしています。

製造業・生産管理への見方

工場やプラントなどの製造現場では、炉などの熱源の有無や建屋の構造により、工程ごとに暑熱環境が大きく異なります。本事例は、IoTセンシング技術を用いて「現場の環境温度」と「作業者個人の発汗量」をダブルで可視化することで、根拠に基づいた設備投資や、作業者ごとの適正な休憩・給水管理が可能になることを示しています。一律のルール強制による生産性低下を防ぎつつ、現場の安全性を科学的に担保する製造業DXの好例と言えます。

現場で確認したいポイント

  • 自社工場内で熱源の近くなど、局所的に暑熱リスクが突出している工程を把握できているか
  • 現場一律の水分補給指示が、発汗量の多い作業者にとって不足していないか確認する手段があるか
  • 熱中症リスクの警告が発生した際、現場管理者が即座に休憩を指示できる運用体制があるか

確認しておきたい点

本サービスで算出される給水量は発汗量等に基づく目安であり、実際の運用時は個人の健康状態や当日の気象条件を考慮する必要があります。また、塩分濃度や塩分喪失量の計測技術は現在開発中(実用化検討段階)です。

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出典情報

出典 PR TIMES
発表企業 カナルウォーター株式会社
発表日時 2026-08-31 08:30:01
元記事 PR TIMESで読む

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