この記事の要点: Booost株式会社は、2026年10月より、EUの製品規制への対応を一気通貫で支援するサステナビリティERPの新モジュール群「Product Compliance Suite」の提供を開始します。炭素国境調整措置(CBAM)やエコデザイン規則(ESPR)、デジタルプロダクトパスポート(DPP)といった、欧州市場への輸出企業に求められる厳格な製品単位の環境情報管理を、既存の企業単位の開示基盤と同一システム上で実現します。
発表内容のポイント
- CBAMやESPR/DPPなど、EUの主要な製品規制や国際規格に一つの基盤で対応
- WBCSD PACT APIなどのデータ連携仕様に対応し、サプライヤー連携を支援
- 按分・配賦の算定前処理から証跡管理、第三者検証、情報開示まで実務を効率化
発表の背景
多くの日本企業でサステナビリティ情報の開示対応が進む一方、EUへ製品を輸出する製造業などでは、製品ごとの環境負荷やサプライチェーン情報の把握を求める「製品規制」への対応が目前に迫っています。これらは企業単位の開示規制とは異なり、製品やSKU単位での細かなデータ粒度や特定の算定方法が求められます。規制ごとに個別のシステムを構築すると現場の業務負荷が著しく増大するため、同一基盤での一元管理が求められていました。
何が発表されたのか
「Product Compliance Suite」は、同社のサステナビリティERP「booost Sustainability」上で動作する新モジュール群です。製品単位の環境情報について、サプライチェーンからのデータ収集、算定、証跡管理、第三者検証、情報開示までの一連のプロセスをカバーします。ISO 14067やPEFなどの国際規格・算定ルールに準拠し、規制ごとに異なるツールを使い分ける必要がありません。また、EU製品規制や国際標準の更新に合わせて、機能は継続的にバージョンアップされます。
製造業・生産管理への見方
欧州市場に展開する製造業にとって、CBAMやESPR/DPP、EU電池規則などの規制対応は事業継続に直結する課題です。特に鉄鋼、アルミニウム、化学、自動車部品などの分野では、製品に含まれる炭素排出量や再生材含有率、耐久性といったデータの提示が義務化されつつあります。本モジュール群は、製造現場や調達部門が抱えるサプライヤーからのデータ収集や、複雑な按分・配賦計算といった実務の負担を軽減し、グローバルなサプライチェーン管理のデジタル化(DX)を後押しします。
現場で確認したいポイント
- 自社製品がCBAMやESPR、EU電池規則などの対象に含まれているか
- サプライヤーから製品単位の環境データを収集・連携できる体制があるか
- 既存のサステナビリティ開示システムと製品単位のデータ管理を統合できるか
確認しておきたい点
本モジュール群の提供開始は2026年10月予定であり、導入費用は個別見積りとなっています。また、EUの各規制は適用スケジュールや委任法の整備状況が流動的な部分もあるため、最新の規制動向を継続的に確認する必要があります。
関連リンク
- 発表企業サイト:Booost株式会社のコーポレートサイトです。
- 発表企業のPR TIMESページ
出典情報
| 出典 | PR TIMES |
|---|---|
| 発表企業 | Booost株式会社 |
| 発表日時 | 2026-08-28 15:00:25 |
| 元記事 | PR TIMESで読む |