この記事の要点: 新東工業株式会社は、2026年9月に開催される展示会「Foundry Tech + Expo 2026」において、鋳造工程の統合型ソリューション「sinto SMART FOUNDRY(SSF)」を出展します。本ソリューションは、砂処理から造型、注湯、後処理に至る各工程の製造データをセンサで収集・蓄積し、工程全体の見える化を実現するものです。熟練技能者不足や品質の安定化、保全業務の効率化といった鋳造業界の課題解決を支援します。
発表内容のポイント
- 既存設備や他社設備にも後付け可能な無線小型センサにより、容易に導入可能
- 設備データを用いた予兆保全により、故障の兆候を早期検知し突発停止を抑制
- 工場環境を可視化する「アメニティメータ」により、安全で快適な作業環境を構築
発表の背景
鋳造業界では、熟練技能者の不足や品質の安定化、保全業務の効率化が大きな課題となっています。従来は熟練作業者の経験や勘に頼っていた設備管理や品質管理を、データに基づく運用へと進化させることが求められています。新東工業は、総合鋳造設備メーカーとして培った知見とノウハウを活かし、鋳造現場特有の課題やリスクに対応するため、データ活用による工程の見える化を提案しています。
何が発表されたのか
「sinto SMART FOUNDRY」は、電池駆動式の無線小型センサを主要箇所に設置することで、高所や狭所などの立ち入りにくい場所でも容易にデータを収集できます。収集したデータは無線通信を介してデータベースに蓄積され、パソコンやスマートフォンからリアルタイムに遠隔監視が可能です。また、工場内の環境状態をレイアウト上にマッピング表示する「アメニティメータ」や、集塵機の異常を早期検知するダストモニタなど、作業環境の安全性向上に寄与する機能も備えています。実際の導入事例では、不良率を約2%まで低減した実績もあります。
製造業・生産管理への見方
鋳造現場におけるDX推進において、大規模な設備更新を伴わずにスマートファクトリー化を進められる点は、生産管理や設備保全の担当者にとって大きなメリットです。新規設備だけでなく、既存設備や他社設備にもセンサを後付けできるため、スモールスタートでの導入が可能です。また、砂性状の可視化と自動制御による品質のばらつき抑制や、設備ごとの電力使用量の可視化による省エネ化など、品質管理と環境負荷低減の両面から製造プロセスの最適化を支援します。
現場で確認したいポイント
- 自社の既存設備や他社製設備に対して、無線センサをどの程度容易に後付けできるか
- 砂性状の可視化や自動制御機能が、自社の取り扱う鋳物製品の品質改善に適合するか
- 電力使用量や環境データの可視化により、具体的な省エネ効果や安全対策が描けるか
確認しておきたい点
本システムによる不良率低減などの導入効果は実際の事例に基づくものですが、自社の製造ラインや取り扱う材質、設備環境によって効果が異なる可能性がある点に留意する必要があります。
関連リンク
- 新東工業 コーポレートサイト:新東工業株式会社の公式企業サイトです。
- 新東工業 鋳造製品ページ:新東工業が提供する鋳造関連製品・ソリューションの紹介ページです。
- 発表企業のPR TIMESページ
出典情報
| 出典 | PR TIMES |
|---|---|
| 発表企業 | 新東工業株式会社 |
| 発表日時 | 2026-08-28 13:30:25 |
| 元記事 | PR TIMESで読む |