この記事の要点: 株式会社ロビットは、2026年7月29日から31日まで開催された「イプロスAI 2026 夏」の「フィジカルAI/ロボットゾーン」に出展しました。同社はソフトウェア、AI、ハードウェアを一貫開発する強みを活かし、ロボットアームを稼働させた外観検査のデモンストレーションや、食品から工業部品まで対応する新製品の外観検査システム「TESRAY OMNI」を披露し、来場者の注目を集めました。
発表内容のポイント
- ロボットアームを用いた2種類の外観検査デモにより、大型部品や多面撮像への対応力を実証
- 新製品「TESRAY OMNI」を展示し、現場担当者が直感的にAI学習を行える機能を訴求
- AIがNG品サンプルを自動生成する機能により、教師データ収集の負荷を大幅に軽減
発表の背景
製造現場における人手不足や品質管理の厳格化を背景に、AIと物理的な設備を連携させて自律的な判断・行動を実現する「フィジカルAI」への関心が高まっています。ロビットは、AIやソフトウェアだけでなくハードウェアまで自社で一気通貫開発できる体制を強みとしており、実際の生産現場で機能する実用的な自動化ソリューションを提案するために今回の出展に至りました。
何が発表されたのか
展示では、ロボットアームを用いた2つの検査方式が実演されました。1つはアーム先端のカメラで大型ワークを広範囲に撮影する「マルチポイント検査」で、自動車の内外装樹脂部品などの検査を想定しています。もう1つはアームがワークを掴んで固定カメラの前で傾ける「ハンドリング方式」で、省スペースかつ低コストな検査セル構築を可能にします。また、新製品「TESRAY OMNI」は、iPad上で不良箇所をなぞるだけでAI学習ができる機能や、発生頻度の低い不良サンプルを自動生成して導入期間を短縮する機能を備えています。
製造業・生産管理への見方
本発表は、外観検査工程の自動化や省力化を目指す製造業の読者にとって、極めて実用的な情報です。特に、ロボットアームを活用した検査デモは、複雑な形状や大型部品の検査自動化における具体的なアプローチを示しています。また、専門知識がない現場担当者でも直感的にAIの追加学習や調整ができる「TESRAY OMNI」の機能は、AI導入後に課題となりがちな「運用の内製化」や「品種追加への迅速な対応」を解決する有効な手段となり得ます。
現場で確認したいポイント
- 自社の検査対象物のサイズや形状が、アーム搭載カメラ方式とハンドリング方式のどちらに適しているか
- 「TESRAY OMNI」の導入にあたり、現場の作業者がiPadを用いたAI学習操作を運用できるか
- NG品生成機能によって、自社で不足している不良サンプルの収集コストをどの程度削減できるか
確認しておきたい点
デモンストレーションで示された検査精度や処理スピード、およびNG品生成機能によるサンプル数削減効果(最大70%削減)は、検査対象物の材質や形状、現場の環境によって変動する可能性があるため、個別案件での検証が必要です。
関連リンク
- 発表企業サイト:株式会社ロビットの公式ホームページ
- 製品詳細ページ:外観検査システムなどの製品・サービス紹介
- 発表企業のPR TIMESページ
出典情報
| 出典 | PR TIMES |
|---|---|
| 発表企業 | 株式会社ロビット |
| 発表日時 | 2026-08-26 11:00:02 |
| 元記事 | PR TIMESで読む |