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第一稀元素化学工業、ハフニウムの国内製造技術を確立 28年量産へ

第一稀元素化学工業は、半導体や航空宇宙分野で需要が高まる重要レアメタル「ハフニウム」の国内製造技術を確立。2026年内にサンプル提供を開始し、2028年の量産化を目指します。

生産現場のシステムNAVI編集部
第一稀元素化学工業、ハフニウムの国内製造技術を確立 28年量産へ

この記事の要点: 第一稀元素化学工業株式会社は、先端産業分野で需要が拡大している重要レアメタル「ハフニウム」の国内製造技術を確立したと発表しました。株式会社エマルションフローテクノロジーズの技術協力を得て、基礎研究からサンプル試作技術の確立に至ったものです。同社は2026年内に半導体用途などに向けたサンプル提供を開始し、生産規模拡大に向けた技術開発を進めた上で、2028年の国内量産化を目指す方針です。

発表内容のポイント

  • エマルションフローテクノロジーズの協力を得て、国内での製造・試作技術を確立
  • ベトナム拠点で精製した中間原料から、溶媒抽出技術を用いてハフニウムを分離精製
  • ハフニウム分離により、主力製品であるジルコニウム化合物の高純度化・特性向上も実現

発表の背景

ハフニウムは、先端半導体の高性能化を支える高誘電率材料や航空宇宙分野に不可欠な重要レアメタルです。経済安全保障推進法に基づく特定重要物資「重要鉱物」にも指定されています。しかし、自然界ではジルコニウム鉱石に微量しか含まれず、性質が似ているため分離・精製には高度な技術が必要です。これまで国内での商用生産事例は乏しく、安定供給に向けた国内製造技術の確立が課題となっていました。

何が発表されたのか

今回の製造プロセスでは、同社のベトナム生産拠点でジルコニウム鉱石を精製して「ジルコニウム中間体」を製造し、これを日本国内の生産拠点に輸送します。この中間体に含まれる微量のハフニウムを、液体から特定成分を選択的に取り出す「溶媒抽出技術」を用いて国内で分離・精製します。中間体からハフニウムを分離することは、主力製品であるジルコニウム化合物の純度を高め、製品特性を向上させて市場の高度な要求に応えることにもつながります。

製造業・生産管理への見方

半導体や航空宇宙といった先端製造業において、原材料の地政学リスク低減と国内調達の安定化は極めて重要な課題です。今回の技術確立は、原鉱石から最終製品まで一貫したサプライチェーンを構築し、重要鉱物の国内自給力を高める一歩となります。また、既存のジルコニウム製品の純度向上も同時に達成されるため、高機能素材を扱う化学・金属加工分野の生産管理や品質管理の観点からも、より高品質な原材料の安定確保につながる動きとして注目されます。

現場で確認したいポイント

  • 2026年内に開始されるサンプル提供の仕様や、自社製品への適用可能性の有無
  • 2028年の量産化に向けた、国内生産拠点の整備状況や供給キャパシティの推移
  • ハフニウム分離によって高純度化されるジルコニウム化合物の、品質スペックの変化

確認しておきたい点

2028年の量産化に向けた具体的な生産規模や、国内のどの生産拠点で製造を行うかなどの詳細な設備投資計画については、今回の発表内容からは明らかになっていません。

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出典情報

出典 PR TIMES
発表企業 第一稀元素化学工業株式会社
発表日時 2026-08-25 16:06:54
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