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マクセル、ER電池互換の全固体電池モジュール開発。ワイヤレス充電対応

マクセルは、IoTセンサー等で広く使われる1/2AAサイズER電池と互換性を持つ、ワイヤレス充電対応の全固体電池モジュールを開発。電池交換や廃棄の手間を削減します。

生産現場のシステムNAVI編集部
マクセル、ER電池互換の全固体電池モジュール開発。ワイヤレス充電対応

この記事の要点: マクセル株式会社は、産業機器やIoTセンサーで広く普及している1/2AAサイズの塩化チオニルリチウム電池(ER電池)と互換性を持つ、ワイヤレス充電対応の全固体電池モジュールと専用充電器を開発しました。本モジュールは125℃対応品と150℃対応品をラインアップし、既存機器の設計を大きく変更することなくワイヤレス充電化を可能にします。

発表内容のポイント

  • 既存の1/2AAサイズER電池と同等の3.6V出力を実現し、置き換えが容易
  • 高耐熱・高信頼性の全固体電池を搭載し、125℃および150℃の高温環境に対応
  • ワイヤレス充電化により機器の完全密閉が可能となり、防水・防塵性が向上

発表の背景

工場内のIoTセンサーやスマートメーターでは、使い切りの一次電池であるER電池が多用されています。しかし、これらは定期的な電池交換作業が発生するほか、使用済み電池の廃棄処理が環境負荷や管理コストの面で課題となっていました。また、過酷な製造現場では機器の密閉性を保つ必要があり、電池交換用の開閉部が設計上のネックとなっていました。

何が発表されたのか

開発されたモジュールは、ワイヤレス充電回路、高耐熱全固体電池、および昇圧回路を1/2AAサイズ(直径14.5mm、高さ25.2mm)のコンパクトな筐体に一体化しています。専用充電器と組み合わせることで、複雑な回路設計を新規に行うことなく、既存機器のワイヤレス充電化をサポートします。繰り返し充電して使用できるため、電池交換の手間と廃棄物を削減できます。現在、ハウス食品株式会社と共同で、高温・高密閉が求められる食品用温度ロガーを用いた実用性検証を進めています。

製造業・生産管理への見方

製造現場のDX推進において、各種センサーによるデータ収集は不可欠ですが、大量のセンサー電池交換は保全部門の大きな負担です。本モジュールは、特に高温環境や水分・粉塵が侵入しやすい過酷な生産ライン(食品の殺菌工程や熱処理工程など)において、機器を完全に密閉したまま運用することを可能にします。これにより、センサーの故障リスクを低減しつつ、メンテナンスフリーな監視体制の構築に貢献します。

現場で確認したいポイント

  • 自社工場で稼働しているIoTセンサーや測定器の電池サイズが1/2AAに対応しているか
  • 導入対象となる機器の筐体素材が、ワイヤレス充電の電波を通す仕様になっているか
  • 使用環境の温度が、開発されたモジュールの耐熱仕様(125℃/150℃)の範囲内か

確認しておきたい点

ワイヤレス充電は機器の筐体材料によっては利用できない場合があるほか、専用充電器は使用する機器に合わせた個別設計が必要となる点に注意が必要です。

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出典情報

出典 PR TIMES
発表企業 マクセル株式会社
発表日時 2026-08-25 11:00:02
元記事 PR TIMESで読む

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