ニュース

パナソニックEWとT2、自動運転トラックと道路照明の協調実証を開始

パナソニックEWとT2が、自動運転トラックと道路照明設備の協調を検証する共同実証を開始。夜間の白線認識距離が最大2.3倍に向上。

生産現場のシステムNAVI編集部
パナソニックEWとT2、自動運転トラックと道路照明の協調実証を開始

この記事の要点: パナソニック エレクトリックワークスとT2は、自動運転トラックの走行安全性を高めるため、道路照明設備との協調を検証する国内初の共同実証を開始した。パナソニックEWの照明設備を用いて明るさなどを調整した結果、夜間走行時に必要な白線の認識距離がヘッドライトのみの場合と比較して最大2.3倍に向上することを確認。両社は2030年代を目途に、高速道路への新開発照明設備の実装を目指す。

発表内容のポイント

  • 自動運転トラックと道路照明の協調を検証する国内初の共同実証を夜間に実施
  • 路面の光環境を整えることで、車載カメラによる白線認識距離が最大2.3倍に向上
  • 2030年代を目途に、センサーを一体化した新たな照明設備の高速道路実装を目指す

発表の背景

物流業界における深刻なドライバー不足を背景に、自動運転トラックの普及が期待されている。T2は2027年度以降にレベル4自動運転トラックによる幹線輸送の開始を目指しており、走行安全性をさらに高めるためには車両単体の技術だけでなく「道路側との協調」が重要となる。そこで、道路照明分野で実績を持つパナソニックEWと共同で、インフラ協調による認識精度向上の検証に至った。

何が発表されたのか

実証実験は2026年1月に日本自動車研究所の城里テストセンターで実施された。パナソニックEWの低位置型照明設備を用い、明るさや光のムラなどの条件を細かく変更。自動運転トラックに搭載されたカメラでテストコースの白線認識状況を定量的に確認した。その結果、路面を明るく光のムラが少ない環境に整えることで、中央の白線ほど認識距離が伸び、最大2.3倍に向上することを確認した。

製造業・生産管理への見方

製造業のサプライチェーンを支える物流・幹線輸送において、ドライバー不足への対応と輸送の安定化は急務の課題である。自動運転トラックの実用化は物流DXの核となる技術だが、夜間や悪天候時の視認性確保など安全面での課題が残る。今回の実証のように、道路照明というインフラ側と車両側が協調することで認識精度が大幅に向上すれば、夜間輸送の安全性と信頼性が高まり、製造業の調達・出荷物流の自動化・効率化を大きく後押しする可能性がある。

現場で確認したいポイント

  • 自社の物流網や委託先において、自動運転トラックの導入計画やロードマップがあるか
  • 夜間や悪天候時における自動運転の運行基準や安全対策がどのように議論されているか
  • 路車協調システムなどのインフラ整備が、自社工場周辺や主要輸送ルートで進む見通しはあるか

確認しておきたい点

本実証はテストコース(城里テストセンター)で実施されたものであり、実際の高速道路環境での運用や、雨天・降雪といった悪天候時における認識精度への影響については、今後の追加検証を注視する必要がある。

関連リンク

出典情報

出典 PR TIMES
発表企業 パナソニックグループ
発表日時 2026-08-25 11:00:02
元記事 PR TIMESで読む

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です