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Mesotronが資金調達、脳波で機器を動かす「産業用HMI」開発へ

非侵襲BCI(脳・コンピュータ・インターフェース)を開発するMesotronが資金調達を実施。騒音下でのハンズフリー操作や協働ロボットの直感的制御など、製造現場の次世代インターフェースとしての応用を目指します。

生産現場のシステムNAVI編集部
Mesotronが資金調達、脳波で機器を動かす「産業用HMI」開発へ

この記事の要点: 非侵襲BCI(脳・コンピュータ・インターフェース)を開発する株式会社Mesotronは、インキュベイトファンドを引受先とするプレシードラウンドの資金調達を実施した。同社は頭部に装着するだけで使える高感度脳波計と、脳信号から意図を推論する脳解読AIを組み合わせた「無声発話」の実用化を目指しており、今回の資金調達により新奇高感度脳波計の開発や日米での大規模な脳波データ蓄積を加速させる。

発表内容のポイント

  • 装着するだけで使える非侵襲型BCIと脳解読AIによる「無声発話」の実用化を目指す
  • 調達資金で新奇高感度脳波計の開発や日米拠点での10,000時間分の脳波データ蓄積を推進
  • 騒音下でのハンズフリー操作や、念じるだけで協働ロボットを動かす産業用HMIへの応用を視野

発表の背景

従来のBCI技術は、脳に電極を挿入する「侵襲型」が主流であり、一般の産業現場や日常生活で気軽に利用するにはハードルが高いという課題があった。Mesotronは、誰もがどこでも身につけるだけで使える「非侵襲型」の選択肢を提供することを目指している。同社は、脳波データと解読AIを積み上げることで、脳情報産業のプラットフォーマーとなることを狙う。

何が発表されたのか

今回の資金調達により、同社は新奇高感度脳波計プロトタイプの開発・改良を進める。さらに、つくば、筑波大学、東北大学、および米国拠点などの日米ネットワークを活用し、10,000時間に及ぶ大規模な脳波データの蓄積を加速させる計画だ。これらのデータをもとに、声を出さずに思うだけで言葉が伝わる「無声発話」体験デモの公開に向けた脳解読AIの開発や、研究開発・事業開発人材の採用強化を進めていく。

製造業・生産管理への見方

製造現場におけるDXや自動化が進む中、新たなヒューマン・マシン・インターフェース(HMI)としての応用が期待される。同社は将来的な展開として、騒音が発生する工場内や両手が塞がった作業中でも指示が出せる「産業用HMI」や、作業者が念じるだけで直感的に制御できる「協働ロボット制御」、声を出さずに安全にコマンドを伝達する「セキュア通信」などを掲げている。これが実現すれば、現場の安全性向上や作業効率化に寄与する可能性がある。

現場で確認したいポイント

  • 工場の騒音環境下や電磁ノイズがある環境で、脳波計が正確に作動するか
  • ヘルメットや保護具を着用した状態でも、デバイスを安定して装着・運用できるか
  • 協働ロボットなどの産業機器と連携するための、システム接続インターフェースの仕様

確認しておきたい点

本技術は現在プレシードラウンドの資金調達および研究開発の段階にあり、実際の製造現場で稼働する具体的な製品や導入事例はまだ存在しません。実用化の時期や、産業用機器との具体的な連携仕様については今後の開発状況を注視する必要があります。

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出典情報

出典 PR TIMES
発表企業 株式会社Mesotron
発表日時 2026-08-24 10:00:02
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