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台湾Nexcom、AIロボットと生産管理プラットフォームでスマート工場化を推進

台湾の産業用PC大手Nexcomが、AIロボット開発プラットフォームや中小製造業向けの生産管理システムを展開し、無人化ラインの実現を目指します。

生産現場のシステムNAVI編集部
台湾Nexcom、AIロボットと生産管理プラットフォームでスマート工場化を推進

この記事の要点: 台湾の産業用PC大手であるNexcom(新漢)は、受注残の安定を背景に2026年後半の業績回復へ向けて慎重ながらも楽観的な見通しを示しています。同社は台北国際産業自動化展において、AIロボット開発向けのオープンプラットフォームを発表したほか、中小規模の製造業が導入しやすいモジュール式の生産管理プラットフォーム「NexAI Assistant」を提示し、AIとロボット技術を融合したスマート工場の実現を推進しています。

ニュースのポイント

  • NexcomがAI、ロボット、産業機器を統合した無人化生産ラインとスマート工場開発を推進
  • 子会社NexCOBOTのAIコントローラーや機能安全コントローラーの需要が急増
  • 中小製造業の導入障壁を下げるモジュール式生産管理プラットフォームを提供

背景

Nexcomは2026年第1四半期に顧客の注文遅延により前年同期比30.49%の減収を記録しましたが、第2四半期には前年同期比13%増の16億8,000万台湾ドルに回復しました。同社は業績の低迷期を脱したと判断しており、ロボット事業を担う子会社NexCOBOTでも、2026年上半期の受注が前年同期比で80%急増するなど、自動化需要の回復が鮮明になっています。

何が起きたのか

同社は「RoboWIZ AIロボットオープンプラットフォーム」を発表し、人型や4足歩行、双腕ロボットの開発を支援するエコシステムを構築しています。特にモバイルプラットフォームに搭載される双腕ロボット向けのAIモーションコントローラーや、協働ロボット用の機能安全コントローラーの需要が伸びています。一方で、産業分野の顧客は新技術の導入に慎重であり、AIや人型ロボットの本格的な量産移行には数四半期を要する見込みです。そのため、現在の主な収益源は依然として従来のロボットアームや自動化設備が占めています。

製造業・生産管理への見方

日本の製造業や生産管理部門にとっても、人手不足対策としての無人化生産ラインやスマート工場の構築は急務です。Nexcomが提供する「NexAI Assistant」のようなモジュール式の生産管理プラットフォームは、投資予算やITリソースに限りのある中小規模の工場において、導入障壁を下げる現実的な選択肢となり得ます。また、安全性認証やソフトウェア統合が進むAIコントローラーの動向は、次世代の協働ロボットや搬送システムの導入計画を策定する上で重要な指標となります。

現場で確認したいポイント

  • 自社の生産ラインにおいて、AIコントローラー搭載ロボットを導入できる工程があるか
  • 中小規模の自社工場に適した、モジュール式で安価な生産管理ツールの選定基準
  • 協働ロボットや人型ロボットの導入時に必要となる機能安全認証の要件定義

確認しておきたい点

産業分野の顧客は保守的な傾向が強いため、AIロボットや人型ロボットの実際の現場配備や量産化のスケジュールは、今後の市場需要や検証状況によって変動する可能性があります。

出典情報

出典 台北時報
公開日時 2026-08-20T00:00:00+08:00
元記事 台北時報で読む

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