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旭化成、川崎製造所の電解事業新工場で自治体支援を獲得。28年度稼働へ

旭化成は、川崎製造所で進める水電解・食塩電解事業向けの新工場建設において、神奈川県と川崎市から補助金などの支援を獲得。2028年度の稼働を目指します。

生産現場のシステムNAVI編集部
旭化成、川崎製造所の電解事業新工場で自治体支援を獲得。28年度稼働へ

この記事の要点: 旭化成株式会社は、川崎製造所(神奈川県川崎市)で推進しているアルカリ水電解システムおよび食塩電解プロセス向けの新工場建設事業において、神奈川県と川崎市から自治体支援を獲得したと発表しました。本事業は、クリーン水素製造や塩素・苛性ソーダ製造に用いる主要部材を生産するもので、国の支援事業採択に続き、地方自治体からも産業振興や脱炭素化への貢献が期待され、支援が決定しました。

発表内容のポイント

  • 神奈川県と川崎市からそれぞれ最大5億円の補助金交付などの支援を獲得
  • 新工場は電解用枠・電解用膜で年間2GW超の生産能力を備え、2028年度稼働予定
  • 既存設備と合わせて年間3GW超の生産能力を構築し、供給体制を強化

発表の背景

旭化成は、脱炭素社会の実現に向けたクリーン水素製造技術や、化学産業の基礎原料を製造する食塩電解技術の強化を進めています。今回の新工場建設計画は、2024年12月に国の「GXサプライチェーン構築支援事業」に採択され、2025年10月に建設が正式決定されました。これに続き、地域経済の活性化や産業競争力強化を目指す神奈川県と川崎市の誘致・補助施策の対象に認定されたことで、官民連携による事業推進体制がさらに強固なものとなりました。

何が発表されたのか

今回決定した自治体支援は、神奈川県の企業誘致施策「セレクト神奈川NEXT」と、川崎市の「川崎臨海部産業競争力強化促進補助金」の2件です。いずれも補助対象経費の3%(上限各5億円)の補助金交付が予定されており、神奈川県からは不動産取得税の軽減措置も受けられます。新工場では、水電解システムおよび食塩電解プロセスに用いられる「電解用枠」と「電解用膜」を生産します。それぞれ年間2GW超の生産能力を整備し、既存の食塩電解向け設備と合わせて年間3GW超の供給体制を川崎製造所に構築する計画です。

製造業・生産管理への見方

製造業において、脱炭素化(GX)への対応と主要部材の安定調達は極めて重要な課題です。特に水素エネルギーの活用や、基礎化学素材の製造に不可欠な電解技術は、今後の産業基盤を支えるコア技術となります。旭化成が川崎製造所に経営資源を集中させ、年間3GW超という大規模な生産体制を国内に構築することは、関連する製造業サプライチェーンの強靭化に直結します。また、自治体による強力な資金・税制支援は、国内の製造拠点の維持・拡大における官民連携の先行事例として、他の製造業DXや設備投資計画の参考になる動きと言えます。

現場で確認したいポイント

  • 2028年度の稼働開始に向けた、新工場の建設進捗とサプライチェーンへの影響
  • アルカリ水電解システムおよび食塩電解プロセスの技術的な特徴と自社事業との関連性
  • 自治体による製造業誘致・補助金制度(セレクト神奈川NEXT等)の活用要件

確認しておきたい点

本事業の新工場稼働は2028年度を予定しており、実際の製品供給や市場へのインパクトが生じるまでには数年の期間を要します。また、補助金の交付決定は受けているものの、具体的な建設コストの総額や詳細な投資回収計画については公表されていません。

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出典情報

出典 PR TIMES
発表企業 旭化成株式会社
発表日時 2026-08-19 11:10:02
元記事 PR TIMESで読む

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