この記事の要点: ローデ・シュワルツ・ジャパン株式会社は、同社の「MXOシリーズ」デジタルオシロスコープが、Chroma社の電源自動テストシステム「ATS 8000」でサポートされたことを発表しました。この統合により、AIデータセンター向け電源システムなど、高電力かつ多チャネル化が進むパワーエレクトロニクス分野のテスト要件において、高度なリアルタイム波形捕捉機能を既存の自動テスト環境で活用できるようになります。
発表内容のポイント
- 毎秒最大450万回の高速な波形捕捉レートにより、電源テストのデッドタイムを低減
- 複数機器の同期により最大24チャネルの測定に対応し、複雑な電源システムを検証
- C#やPythonによる外部プログラム実行に対応し、生産ラインでの柔軟なテストが可能
発表の背景
AIインフラの急速な拡大に伴い、データセンターなどで使用される電源システムには、より高出力かつ高密度な設計が求められています。これに伴い、パワーコンバータや電源装置の開発現場では、デバッグやキャリブレーション、波形捕捉といった評価工程の複雑化が進んでおり、テスト作業を効率的に自動化できる環境へのニーズが高まっていました。
何が発表されたのか
今回の統合により、Chromaの自動テストプラットフォーム「ATS 8000」のハードウェア選択肢として、ローデ・シュワルツのMXOシリーズが利用可能になりました。MXOシリーズは独自開発のASIC技術を搭載し、高精度なデジタルトリガや最大18ビットの分解能を備えています。さらに、複数台のオシロスコープを同期させる「ScopeSync」アーキテクチャにより、最大24チャネルの同期測定に対応。これにより、バッテリーバックアップユニットなどを備えた複雑な電源ラックの評価も一括で行えます。
製造業・生産管理への見方
産業用電源やパワーエレクトロニクス機器の製造・開発現場において、評価・検査工程の自動化は生産性と品質を左右する重要な要素です。今回の連携により、エンジニアは使い慣れたChromaの制御ソフトウェア「PowerPro」を介して、高性能なオシロスコープによる精密な測定を自動テストフローに組み込めるようになります。C#やPythonを用いたカスタム解析や製品固有のキャリブレーションも実行できるため、開発段階のデバッグから量産工場の出荷検査ラインまで、一貫した評価体制の構築に寄与します。
現場で確認したいポイント
- 自社の電源開発・検査工程で、多チャネルの同時測定や同期が必要な箇所があるか
- 既存のChroma製テストシステム「ATS 8000」を導入済み、または検討中であるか
- 評価工程の自動化において、C#やPythonを用いたカスタム解析プログラムの作成体制があるか
確認しておきたい点
本リリースに記載されている統合機能を利用するためには、Chromaの「ATS 8000」システムおよび対応するソフトウェア環境、ローデ・シュワルツの「MXOシリーズ」オシロスコープがそれぞれ必要となります。具体的なシステム構成や対応モデルの詳細については、各メーカーへの確認が必要です。
関連リンク
- 発表企業サイト:ローデ・シュワルツ・ジャパンの公式ホームページ
- 関連ページ:ローデ・シュワルツのオシロスコープ製品情報
- 発表企業のPR TIMESページ:ローデ・シュワルツ・ジャパンのプレスリリース一覧
出典情報
| 出典 | PR TIMES |
|---|---|
| 発表企業 | ローデ・シュワルツ・ジャパン株式会社 |
| 発表日時 | 2026-08-18 10:00:02 |
| 元記事 | PR TIMESで読む |