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ベトナムゴム産業、EUDR対応で生産管理をデジタル化

ベトナム・ダクラク省のゴム事業者が、EUの森林減少防止規則(EUDR)への適合に向け、電子日誌システム導入など生産管理のデジタル化とサプライチェーンの透明化を進めています。

生産現場のシステムNAVI編集部
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この記事の要点: ベトナム・ダクラク省のゴム産業は、EUの森林減少防止規則(EUDR)への適合に向け、生産管理プロセスの標準化とデジタル化を急いでいます。現地企業のEa H'leo Rubber社は、電子ラテックス日誌システム「EUDR-ERC」を導入し、原料の調達から加工、出荷に至るサプライチェーンの透明性を確保する取り組みを開始しました。これにより、高付加価値なEU市場への輸出競争力維持を目指しています。

ニュースのポイント

  • ダクラク省のゴム事業者がEUDR適合に向け生産管理プロセスを標準化
  • Ea H'leo Rubber社が電子ラテックス日誌システムを導入し管理をデジタル化
  • 小規模農家のデータ不足やトレーサビリティ確保に向けた投資資金が課題

背景

EUが定めるEUDR(森林減少防止規則)への対応は、ベトナムのゴム輸出産業にとって極めて重要です。EUはタイヤや手袋などの加工製品において高値で買い取る重要市場であるため、森林破壊に関与していないことや、法的根拠のある土地で生産されたことを証明する厳格なトレーサビリティが求められています。

何が起きたのか

ダクラク省のゴム事業者らは、FSC認証やPEFC-CoC(加工・流通過程の管理)認証の取得を進めています。具体的には、農園での違法行為の排除や化学物質の管理、原料の混入防止などを標準化しました。さらに、電子日誌システム「EUDR-ERC」の導入により、生産管理のデジタル化を推進。EUDRが求める「森林境界」「植林地域」「追跡システム」の3要素をカバーし、出荷ごとに農家情報や区画の座標、栽培ログを紐付けた追跡コードを発行する体制を整えつつあります。

製造業・生産管理への見方

製造業やサプライチェーン管理の観点において、本件はグローバルな環境規制が末端の原材料調達および生産管理システムに直接的な変革を迫る典型例です。ERPや生産管理システムと、現場の電子日誌(EUDR-ERC)を連携させ、原材料の「出自」をデジタルデータとして証明する仕組みは、今後の製造業DXにおいて不可欠な要素となります。特に、複雑な調達ネットワークを持つサプライチェーンにおいて、いかに末端のデータを同期・可視化するかが、市場参入への障壁をクリアする鍵となります。

現場で確認したいポイント

  • 調達している原材料がEUDRなどの国際的な環境規制の対象に含まれているか
  • サプライチェーンの末端まで遡って生産地や加工プロセスのデータを追跡できるか
  • 現場の生産・調達ログをデジタル化し、外部へ透明性をもって開示できるシステムがあるか

確認しておきたい点

ゴム生産の54%の面積、60%以上の生産量を占める小規模農家においては、地籍データの不足や、児童労働の禁止といったEUDR基準への理解不足、さらにデジタル化への投資資金不足などの課題が残されており、サプライチェーン全体の完全な適合にはまだ時間を要する可能性があります。

出典情報

出典 vietnam.vn
公開日時 2026-08-01T23:51:00.000Z
元記事 vietnam.vnで読む

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