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アプライドマテリアルズ、X線技術のSigrayを買収。半導体検査を強化

半導体製造装置大手のアプライドマテリアルズが、X線技術を持つSigrayを買収。検査・計測ポートフォリオを強化します。

生産現場のシステムNAVI編集部
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この記事の要点: 半導体製造装置およびサービスの世界的大手である米アプライドマテリアルズ(Applied Materials)が、カリフォルニア州ベニシアを拠点とするX線技術企業シグレイ(Sigray)を静かに買収していたことが明らかになりました。この買収により、アプライドマテリアルズは自社のイメージングおよびプロセス制御ポートフォリオの機能を補完・強化し、半導体製造における検査・計測分野での競争力を高める狙いがあります。

ニュースのポイント

  • アプライドマテリアルズがX線技術のSigrayを非公開額で買収
  • Sigrayはイメージングおよびプロセス制御グループに統合され事業を継続
  • 高度なX線顕微鏡技術により、半導体メトロロジーや検査分野の製品群を強化

背景

アプライドマテリアルズは前年度売上高284億ドルを誇る半導体・ディスプレイ製造装置の主要企業です。一方のSigrayは、バイオ医薬品研究、半導体メトロロジー(測定技術)、クリーンエネルギー技術などの産業用途で使用されるラボ用X線装置を開発しています。Sigrayは事業拡大のため、2025年初頭にベニシアの約64,000平方フィートの施設へ移転し、約100人の従業員を擁していました。

何が起きたのか

買収手続きは2026年2月に完了しており、Sigrayの共同創業者であるウェンビン・ユン氏とシルビア・ルイス氏は買収後も同社にとどまっています。Sigrayが開発する高度なX線顕微鏡は、アプライドマテリアルズの検査・測定部門を強化するものであり、この分野で先行する競合のKLA社などに対抗する布石となります。なお、Sigrayは過去にカールツァイス社から特許侵害などで提訴されていましたが、2025年9月の裁判で巨額の賠償請求は退けられ、少額のロイヤリティ支払いに留まる判決を受けています。

製造業・生産管理への見方

半導体の微細化や積層化が進む現代の製造現場において、非破壊で内部構造を正確に測定・検査できるX線技術の重要性は極めて高まっています。アプライドマテリアルズがSigrayのX線顕微鏡技術を取り込んだことで、半導体製造プロセスにおけるインライン検査や品質管理(メトロロジー)の精度向上が期待されます。製造ラインの歩留まり改善や欠陥検出プロセスの高速化は、最先端デバイスの生産管理において直接的な競争力に直結するテーマです。

現場で確認したいポイント

  • 自社の半導体製造や精密加工プロセスにおいて、X線を用いた非破壊検査の導入余地があるか
  • 主要な製造装置ベンダーの買収合意に伴い、将来的な検査装置の選択肢やサポート体制に影響があるか
  • 微細化する製品の品質保証において、現在の計測・検査解像度が十分であるか

確認しておきたい点

買収金額や、買収に伴うSigray創業者の具体的な役割、今後の組織体制の変更詳細については、アプライドマテリアルズ側から明らかにされていません。

出典情報

出典 The Press Democrat
公開日時 2026-07-29T00:16:22+00:00
元記事 The Press Democratで読む

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