この記事の要点: TISI株式会社は、合同会社デロイト トーマツと連携し、三井化学株式会社のSAP S/4HANAを中核とした新たなIT・データ基盤の構築を支援したと発表しました。2023年から推進されてきた本プロジェクトは、当初の計画通り2026年4月に本格稼働を開始しています。アドオンを最小限に抑える「Clean Core」の考え方を採用し、業務標準化と将来の拡張性を両立するシステム基盤を整備しました。
発表内容のポイント
- SAP S/4HANAを中核に、原価管理や計画策定などの周辺システムを連携
- アドオンを最小化する「Clean Core」により、更新・保守コストを50%以上削減見込み
- ROIC向上に向けた各種施策を促進し、データドリブンな企業変革を加速
発表の背景
原材料価格の変動やサプライチェーンの複雑化、ESG対応の進展など、製造業を取り巻く環境は急速に変化しており、迅速かつ高度な経営判断が求められています。三井化学は、長期経営計画「VISION 2030」において「DXを通じた企業変革」を掲げており、その中核となるデータ基盤の整備を進めていました。TISIは同社の既存業務への深い理解と大規模SAP構築の知見を活かし、この変革を支援しました。
何が発表されたのか
今回のプロジェクトでは、SAP S/4HANAを中心に、Fujitsu Actual Costs Solutions、Anaplan、Tableauなどの周辺システムを連携させたIT・データ基盤を構築しました。構築にあたっては、標準機能の活用を前提にアドオンを最小化する「Clean Core(クリーンコア)」を重視。独自のアドオン判定フローを用いて従来型のアドオンを極力排除し、拡張方式や周辺ソリューションを活用することで、システムの柔軟性と保守性を両立させています。これにより、将来のシステム更新や保守に伴うコストを50%以上削減できる見通しが立ちました。
製造業・生産管理への見方
プロセス製造業において、ERPのバージョンアップや保守コストの高止まりは長年の課題でした。本事例が示す「Clean Core」の実現は、基幹システムをシンプルに保ちながら、最新のデジタル技術を迅速に取り込める柔軟な生産・経営管理体制の構築モデルとなります。原価管理や計画系システムとERPを密に連携させることで、製造現場のデータと経営指標(ROICなど)を直結させ、サプライチェーンの変動に対しても迅速な意思決定を可能にするデータ基盤として、製造業DXの参考になる取り組みです。
現場で確認したいポイント
- 自社のERP構築において、不要なアドオンを排除する判定基準やフローが整備されているか
- 将来のシステム更新や保守コストの削減に向けて、Clean Coreの考え方を適用できるか
- 生産現場の原価データや計画データが、経営判断に直結する形で可視化されているか
確認しておきたい点
本リリースに記載されている「更新・保守に伴うコストの50%以上削減」は将来の見込み数値であり、実際の削減効果や運用実績については今後の検証が必要です。
関連リンク
- 関連ニュースリリース:TISIによる三井化学のIT・データ基盤構築支援の詳細発表
- TISI株式会社 公式サイト:発表企業であるTISI株式会社のトップページ
- 発表企業のPR TIMESページ
出典情報
| 出典 | PR TIMES |
|---|---|
| 発表企業 | TISI株式会社 |
| 発表日時 | 2026-07-16 13:40:02 |
| 元記事 | PR TIMESで読む |