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米NY州、半導体人材育成に最大500万ドルの税額控除プログラムを開始

米国ニューヨーク州は、半導体および製造業の企業を対象に、従業員のトレーニング費用を最大75%補填する新たな税額控除プログラムを開始しました。

生産現場のシステムNAVI編集部
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この記事の要点: 米国ニューヨーク州のキャシー・ホークル知事は、急速に成長する同州の半導体産業において、人材育成を支援する新たな税額控除プログラム「半導体製造労働力トレーニング・インセンティブ・プログラム」の開始を発表しました。この制度は、半導体メーカーや関連製造企業が従業員に対して実施する、需要の高い製造技術トレーニングの費用を相殺することで、深刻化する熟練労働者不足の解消と業界の持続的な成長を支援することを目的としています。

ニュースのポイント

  • トレーニング費用の最大75%(従業員1人あたり最大2.5万ドル)を税額控除
  • 半導体メーカーは最大500万ドル、その他の製造企業は最大100万ドルまで受給可能
  • 自社研修、外部委託、州登録のアプレンティスシッププログラムなどが対象

背景

米国では国内の半導体製造の復活が進む一方で、深刻な熟練労働者不足が課題となっています。最新の業界予測によると、2030年までに全米で最大15万7,000人のフルタイム半導体製造労働者が不足すると試算されています。ニューヨーク州は2022年以降、1,260億ドルを超える新規投資を誘致しており、今世紀末までに米国製チップの4分の1が同州周辺で生産される見込みであることから、人材確保が急務となっていました。

何が起きたのか

今回発表されたプログラムは、エンパイア・ステート開発公社(ESD)が管轄します。雇用主が主導するトレーニングプランを事前に提出し、承認を受けることで申請が可能です。控除対象には、研修期間中の従業員の賃金、カリキュラム開発費、講師費用、および特定の付帯サービス費用が含まれます。対象となる企業は、ニューヨーク州内で操業する半導体製造業者または一般の製造業者で、労働者保護や環境要件の遵守を証明する必要があります。州はこれに加え、2億ドル規模の「ON-RAMP」イニシアチブを通じて、州北部に4つの高度製造業労働力センターを設立する計画も進めています。

製造業・生産管理への見方

半導体製造をはじめとする高度なものづくり現場では、設備の自動化や微細化に伴い、オペレーターやメンテナンス技術者に求められるスキル水準が上昇しています。本プログラムは、企業が自社の製造プロセスに直結した実践的な教育訓練を設計・実施する際の財務負担を大幅に軽減します。特に、半導体分野以外の一般製造業であっても最大100万ドルの控除枠が用意されている点は、サプライチェーン全体における製造技術の底上げや、周辺の部品・装置メーカーにおける人材育成の強化に直結するため、生産管理や工場運営の観点からも極めて重要な施策と言えます。

現場で確認したいポイント

  • 自社の教育訓練計画が、公的な税額控除や助成金の対象要件を満たしているか
  • 外部の研修機関や専門プログラムを活用した際、費用対効果を算出できているか
  • 新技術の導入に伴い、現場オペレーターに必要なスキルマップが再定義されているか

確認しておきたい点

本プログラムの適用を受けるには、トレーニング開始前に承認された労働力トレーニング計画を提出し、労働者保護や環境基準を遵守していることを証明する必要があります。事後申請は認められない可能性があるため注意が必要です。

出典情報

出典 Governor Kathy Hochul
公開日時 2026-07-15T18:26:31Z
元記事 Governor Kathy Hochulで読む

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