この記事の要点: 株式会社Wallabeeは、同社が展開するプラットフォーム「Optyino.ai」のAI回答ログ66,095件を分析し、生成AIの回答におけるSNS投稿の引用実態に関する調査結果を発表しました。分析の結果、生成AIの回答の34.62%でSNS投稿が引用元として使用されていることが判明しました。AI検索の普及に伴い、自社サイト以外の情報発信がAIの回答にどう影響するかが示されています。
発表内容のポイント
- 生成AIの回答の34.62%でSNSが引用され、約3回に1回の頻度で参照されている
- 引用されたSNSの内訳はYouTubeが52.10%、noteが27.85%と2媒体に集中
- AIモデルによってSNSの参照率に最大12.7倍の開きがあり、参照傾向も異なる
発表の背景
生成AIによる検索や回答(AIO/GEO/LLMO)が普及する中、企業や製品の情報は自社サイトだけでなく、動画やレビュー記事、SNS上の口コミといった第三者コンテンツを介してAIに参照されるケースが増えています。しかし、実際にSNSがどの程度引用されているのか、その実態やAIモデルごとの傾向は可視化されていませんでした。同社は、企業が情報発信のリソース配分を判断する材料として本調査を実施しました。
何が発表されたのか
調査では、商品選びやトラブル対応など幅広いジャンルのプロンプトに対するAI回答を分析しました。SNSを1件以上引用した「SNS回答率」は34.62%に達した一方、引用URL全体に占めるSNSの割合は7.16%にとどまり、SNSは他のWebサイトと併用して引用される傾向があります。媒体別ではYouTubeとnoteが全体の約8割を占め、動画や長文の体験談が優先的に参照されている可能性が示されました。また、Bing CopilotやGoogleのAI Overviewなど検索連携型モデルほどSNS引用率が高い傾向にあります。
製造業・生産管理への見方
製造業や生産管理の現場においても、自社製品や技術、BtoB向けサービスの認知拡大において「AI検索対策(GEO/AIO)」の重要性が高まっています。今回の調査結果は、自社サイトのSEO対策だけでなく、製品のデモンストレーションや使い方を解説した「YouTube動画」、開発秘話や技術解説をまとめた「note」などのコンテンツ発信が、生成AIに自社情報を引用させるために有効なアプローチであることを示しています。ターゲットとするAIモデルの特性に合わせたコンテンツ展開が、製造業DXにおけるデジタルマーケティングの新たな視点となります。
現場で確認したいポイント
- 自社の製品紹介や技術解説の動画コンテンツがYouTube上に十分に蓄積されているか
- 開発ストーリーや導入事例などの長文テキストがnote等のプラットフォームで発信されているか
- 自社がターゲットとする顧客層が利用する生成AIモデルの参照特性を把握しているか
確認しておきたい点
本調査は2026年4月21日から7月9日時点のデータに基づき、特定のプロンプトとAIモデルのAPI等を通じて取得した回答を分析したものです。実際のユーザー体験や検索結果、今後のAIモデルのアップデートによって数値や傾向が変動する可能性があります。
関連リンク
- Optyino.ai サービスサイト:AI時代のブランド露出を可視化するGEO対策ツール
- 発表企業のPR TIMESページ
出典情報
| 出典 | PR TIMES |
|---|---|
| 発表企業 | 株式会社Wallabee |
| 発表日時 | 2026-07-10 18:05:37 |
| 元記事 | PR TIMESで読む |