この記事の要点: 株式会社建ログは、建設業向けネットワーク工程表アプリ「Con-Sche(コンスケ)」の有料プランで提供していた全機能を、2026年7月9日より無償で開放しました。会社名やメールアドレスなどの登録だけで月額料金なしで利用でき、初回登録時には外部システムから工程管理機能を呼び出せるAPIコードも発行されます。工程表データはサーバーに送信されず、利用端末のブラウザ内やローカルファイルに保存される仕様に変更されています。
発表内容のポイント
- 歩掛マスタと数量による工期自動算出やクリティカルパス自動計算が無料で利用可能
- 初回登録時にAPIコードを発行し、外部システムからの工程管理機能呼び出しに対応
- ソースコードを公開しており、ライセンス範囲内での自社製品への組み込みも可能
発表の背景
AI技術の普及に伴い現場でツールを自作する動きがある一方、選択肢の増加による現場の混乱や、開発時間の不足といった課題が生じています。同社は、専門知識が必要な工程管理のフレームワークを無償の土台として提供することで、各企業がゼロからシステムを開発する手間を省き、現場独自の工夫や判断に注力できるようにすることを目指して方針を見直しました。
何が発表されたのか
「Con-Sche」は、ネットワーク工程表の作成や編集を簡単な操作で完結できるツールです。数量を入力するだけで工期を自動算出する「歩掛マスタ×数量」機能や、クリティカルパス・フロート日数の自動算出機能を備えています。今回の無償化に伴い、外部システムからCPM計算や工程ファイル変換を呼び出せるAPI連携機能が追加されました。また、ソースコードがGitHubで公開されており、所定のライセンス条件を満たすことで、自社製品への組み込みや再配布(OEM)を行うことも可能です。
製造業・生産管理への見方
製造業の生産管理や工程設計においても、工程のネットワーク化やクリティカルパスの把握、作業の「歩掛(標準手持ち時間・工数)」と「数量」に基づく論理的な日程計画は極めて重要です。本ツールは建設業向けに開発されたものですが、工程管理の基本アルゴリズムであるCPM計算や、歩掛を用いた工期算出の仕組みは、製造ラインの立ち上げ計画や大日程計画の策定にも応用可能な考え方です。APIを介して外部システムと連携できるため、既存の生産管理システムや自社開発ツールと組み合わせた、工程設計のデジタル化・DX推進の参考事例として注目されます。
現場で確認したいポイント
- 自社の生産管理やプロジェクト管理における工程表作成ツールとしての適用可能性
- API連携機能を用いた、既存の社内システムやデータとの連携可否
- GitHubで公開されているソースコードのライセンス条件と自社開発への活用余地
確認しておきたい点
本ツールは建設業向けに設計されているため、製造業独自の生産プロセスや制約条件にそのまま適合するかは、実際の仕様や出力データ形式を確認する必要があります。また、APIの月間無料枠の具体的な制限値については明記されていないため、確認が必要です。
関連リンク
- Con-Sche サービスページ:無償化されたネットワーク工程表アプリの登録・詳細
- 株式会社建ログ 公式サイト:提供元企業の会社概要および問い合わせ窓口
- 発表企業のPR TIMESページ
出典情報
| 出典 | PR TIMES |
|---|---|
| 発表企業 | 株式会社建ログ |
| 発表日時 | 2026-07-09 12:11:38 |
| 元記事 | PR TIMESで読む |