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MAHLE、半導体大手向けに高性能電子冷却ユニットを開発。車載技術を応用

自動車部品大手のMAHLEが、Infineonのデータセンター向け新型パワーモジュール用冷却ユニットを開発。車載熱マネジメント技術を非自動車分野へ展開します。

生産現場のシステムNAVI編集部
MAHLE、半導体大手向けに高性能電子冷却ユニットを開発。車載技術を応用

この記事の要点: 自動車部品大手のMAHLE(マーレ)は、ドイツの半導体大手Infineon(インフィニオン)の新型パワーモジュール「EasyPACK™ S」向けに、高性能な電子冷却ユニットを開発したと発表しました。この冷却ユニットは、データセンターの電源制御システムなどでの活用が想定されています。MAHLEは自動車分野で培った熱マネジメント技術を非自動車領域へ応用し、産業向け事業の成長を加速させる方針です。

発表内容のポイント

  • 車載技術を応用し、データセンターの電源制御システム向け冷却ユニットを開発
  • 板チョコレート2枚分のコンパクトサイズで、回路基板に直接取り付けて液冷
  • 非自動車分野の事業を集約する新組織を設立し、産業向けソリューションを加速

発表の背景

大電流が流れる電子システムでは、過熱による効率低下や故障が大きな課題となっています。特にデータセンターなどで使用される高性能パワーモジュールは、小型化と高電力密度化が進む一方で、極めて高い熱管理能力が求められます。MAHLEは、主力事業である自動車分野で蓄積した高度な熱マネジメント技術を他産業へ展開するため、Infineonとの共同開発プロジェクトに着手しました。

何が発表されたのか

今回開発された冷却ユニットは、板チョコレートを二枚重ねた程度の非常にコンパクトなサイズが特徴です。回路基板上に直接取り付ける構造を採用しており、モジュールから発生する熱を冷却液によって効率的に放散します。これにより、Infineonの新型パワーモジュールは従来モデルと比較して性能が大幅に向上し、機能的耐久性と寿命も強化されました。プロジェクトは迅速に進められ、開発開始からわずか4か月で最初の試作品が納品され、現在は評価・検証段階にあります。

製造業・生産管理への見方

製造業や生産管理の視点において、本発表は「車載品質の熱管理技術の他分野展開」と「産業向け特化組織による開発の高速化」という2つの重要な意味を持ちます。MAHLEはグループ内に「インダストリアル&スペシャルソリューションズ」事業部を新設し、生産、物流、購買、品質などの各機能を連携させ、既存の生産拠点を効率的に活用する体制を整えました。これにより、産業用機器や生産設備の電子化・大電流化に伴う熱対策において、自動車分野の厳しい基準で鍛えられた冷却ソリューションが、より迅速かつ最適化された形で製造現場へ供給される可能性が高まります。

現場で確認したいポイント

  • 開発された冷却ユニットの量産移行時期や、具体的な供給体制
  • 産業用スイッチギアや制御盤など、データセンター以外の生産設備への応用可能性
  • 試作品の評価・検証結果と、それに基づく製品の信頼性データ

確認しておきたい点

本冷却ユニットは現在、Infineonにて試作品の評価・検証段階にあり、具体的な量産開始時期や一般市場への販売計画については明記されていません。

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出典情報

出典 PR TIMES
発表企業 マーレジャパン株式会社
発表日時 2026-07-09 11:00:34
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