この記事の要点: 株式会社リンプレスは、従業員1,000名以上の大企業でDX推進に携わる担当者・部門長111名を対象に実施した「生成AI時代のDX人材育成に関する実態調査」の結果を公開しました。調査によると、DXの推進状況は「実行段階」が45.0%と最多を占める一方、プロジェクト停滞の要因として「要件定義段階」を挙げる回答が64.0%に達し、現場における上流工程の課題が浮き彫りになっています。
発表内容のポイント
- DX推進の実行段階は45.0%に達し、前年比で8.6ポイント増加
- プロジェクト停滞の要因は「要件定義段階」が64.0%で最多となり単独首位に
- DX中核人材に必要なスキルは「IT企画力」が49.5%で最多、次いでリーダーシップ
発表の背景
多くの大企業がDXの実行フェーズへ移行する中、プロジェクトが計画通りに進まない「停滞」の課題に直面しています。また、生成AIの普及によって一部の定型業務や情報収集が効率化される一方で、AIでは代替できない人間の役割や、DXを成功に導くために本当に必要なスキルセットが何であるかを再定義する必要性が高まっていました。
何が発表されたのか
調査結果によると、生成AIで代替できる業務として「情報収集・リサーチ(71.2%)」や「資料・ドキュメントの作成(66.7%)」が上位に挙がりました。しかし、「目的設計・企画立案」や「関係者間の調整・意思決定」は代替できない領域とされています。この結果を裏付けるように、DX中核人材に最も必要なスキルとして、業務とITを結びつける「IT企画力(49.5%)」や「リーダーシップ・影響力(48.6%)」が上位を占めました。
製造業・生産管理への見方
製造業のDXや生産管理システムの刷新においても、要件定義の不備によるプロジェクトの遅延や頓挫は深刻な課題です。現場の業務プロセスを理解し、それをどのようにデジタル技術と結びつけるかという「IT企画力」は、生産現場のDX推進リーダーにこそ強く求められます。生成AIをドキュメント作成などの補助ツールとして活用しつつ、人間が「目的設計」や「関係者間の調整」に注力できる体制を整えることが、製造現場の変革を成功させる鍵となります。
現場で確認したいポイント
- 自社のDXプロジェクトにおいて、要件定義が曖昧なまま開発や導入に進んでいないか
- 現場の業務プロセスとITを結びつける「IT企画力」を持った人材が社内に確保できているか
- 生成AIの活用範囲を、情報収集や資料作成などの代替可能な定型業務に留められているか
確認しておきたい点
本調査は従業員1,000名以上の大企業の担当者111名を対象としたものであり、中小規模の製造現場におけるDX推進状況や人材要件とは傾向が異なる場合があります。
関連リンク
- 関連ページ(調査レポートダウンロード):実態調査レポートのダウンロードページ
- 発表企業サイト:株式会社リンプレスの公式ウェブサイト
- 発表企業のPR TIMESページ
出典情報
| 出典 | PR TIMES |
|---|---|
| 発表企業 | 株式会社リンプレス |
| 発表日時 | 2026-07-03 15:01:01 |
| 元記事 | PR TIMESで読む |