この記事の要点: フルーツ・野菜の加工機器を開発・製造する株式会社アストラは、スペイン・マドリードの青果卸大手「FRUTAS ELOY」の加工工場において、パイナップル専用自動皮むき・芯抜き機「FAP-3000」および自動皮むき機「FAP-1001」が導入されたことを発表しました。手作業による歩留まりのばらつきやピーク時の労働力管理といった課題を解決し、果肉ロスの最小化と生産性向上の両立を支援します。
発表内容のポイント
- 独自の皮むき技術により、芯抜き後の歩留まり率を約53%まで大幅に改善
- 1時間に約450個を処理する高速性と、大小混在でも自動調整する利便性を両立
- 皮むき作業の自動化により、スタッフをより付加価値の高い工程へ再配置可能に
発表の背景
導入先のFRUTAS ELOY社は、スペイン国内のホテルやレストラン、大手外食グループ向けに青果物を供給する企業です。自社工場で1日に5トン以上の青果物を加工し、約3,000リットルの天然ジュースなどを製造しています。毎日大量のパイナップルを加工する中で、手作業による果肉ロスの発生や加工品質のばらつき、生産ピーク時における労働力・人材の管理が大きな課題となっており、自動化によるコスト削減とプロセス最適化が求められていました。
何が発表されたのか
導入された「FAP-3000」は、皮むきから芯抜き、排出までを自動で行う大量処理工場向けのマシンです。一般的な筒型カッターの歩留まりが約40%であるのに対し、同機は芯抜き後で約53%という高い歩留まりを誇り、1個あたり10%以上の可食部を多く残せます。また、サイズが混在していても自動で皮むきの厚さを調整する機能を備えています。同時に導入された「FAP-1001」は、なめらかな表面に仕上げることで変色やドリップを防ぎ、丸ごと水洗いが可能なステンレス製となっています。
製造業・生産管理への見方
食品製造や加工ラインにおける自動化・DXの観点から、本事例は「歩留まり改善」と「省力化」を同時に達成した好例と言えます。特に農産物のような個体差が大きい原材料は、自動化においてサイズ選別の前処理や調整の手間がネックになりがちです。本システムのように、サイズ不問で自動調整できる機構はラインの簡素化に寄与します。また、単純作業を自動化することで、限られた人員をより付加価値の高い工程へシフトさせるという、製造業における労働力不足対策のモデルケースとしても注目されます。
現場で確認したいポイント
- 自社の加工ラインにおいて、手作業による歩留まりのばらつきがどの程度損失を生んでいるか
- サイズや形状が異なる原材料を自動処理する際、事前の選別工程や段取り替えの手間は発生しないか
- 導入後のメンテナンス性や、高圧水洗いなど現場の衛生基準に適合しているか
確認しておきたい点
本システム導入による歩留まり率約53%という数値はパイナップル加工時の実績であり、他の果物や野菜を加工する場合の歩留まりや処理能力については、原文からは確認できません。
関連リンク
- アストラ 企業サイト:自動皮むき機を開発・製造するアストラの公式ホームページ。
- アストラ PR TIMESページ:アストラのプレスリリース一覧や企業情報が掲載されています。
出典情報
| 出典 | PR TIMES |
|---|---|
| 発表企業 | 株式会社アストラ |
| 発表日時 | 2026-07-03 10:00:02 |
| 元記事 | PR TIMESで読む |