この記事の要点: 株式会社アクリートとシンガポール法人のCustIntCo Pte Ltdは、合弁会社「CustIntCo Japan株式会社」を設立しました。新会社は、人間の肉声データや顔面映像から感情変化、メンタル、バイタル状態を即座に分析する「Genie AIエンジン」シリーズを国内で展開します。自律神経活動度による健康・疲労度測定や音声による本人照合など、多角的なAIソリューションの提供と共同開発を進める方針です。
発表内容のポイント
- 肉声や顔映像から感情やバイタル状態を即座に分析するAIエンジンを展開
- 自律神経活動度を測定する健康管理や、音声による本人照合システムを提供
- API連携により他社システムへの導入を容易にし、新規顧客の獲得を目指す
発表の背景
アクリートがこれまでOEM提供を受けて販売してきた「ANOTHER AI」を新会社に統合し、高付加価値なソリューションを戦略的に共同開発・提供することを目的に設立されました。アクリートの連結子会社として、持株比率はアクリートが51%、CustIntCo社が49%となります。API連携を通じたシステム導入の容易化により、幅広い産業への普及と収益拡大を図ります。
何が発表されたのか
新会社が提供するソリューションは主に4つです。自律神経活動度から健康や疲労度を測定する「NAGI(凪)」、音声によるリアルタイム本人確認を行う「Speaker Match」、コールセンター向けの感情分析システム、そしてAIを活用した人材採用ソリューション「GenieHR」です。ヘルスケア領域では、紺碧株式会社の自律神経・ウェルネス関連サービスにAI技術をOEM提供し、健康経営課題の解決サービスを開始します。また、セキュリティ領域では、Forward Edge-AI Japan株式会社のソリューションと連携した強固な本人認証事業を検討しています。
製造業・生産管理への見方
製造業の生産現場において、作業員の安全確保や労務管理、セキュリティ対策は重要な課題です。今回発表されたAI技術は、カメラ映像や音声データから作業員の疲労度やメンタル状態を可視化できるため、過労や体調不良による労働災害の防止に役立つ可能性があります。また、音声によるリアルタイム本人照合技術「Speaker Match」は、工場内の重要設備や機密エリアへの立ち入り管理、共有端末のログイン認証など、製造現場のセキュリティ強化やなりすまし防止への応用が期待されます。
現場で確認したいポイント
- 自律神経や疲労度を測定する「NAGI(凪)」が、自社の安全衛生管理基準に適合するか
- 音声認証「Speaker Match」が、騒音の多い工場環境下でどの程度の精度を保てるか
- 既存の生産管理システムや入退室管理システムとAPI連携するための開発コスト
確認しておきたい点
プレスリリースに記載されている導入効果や具体的な製造業への導入実績、工場などの騒音環境下における音声認証の精度については、現時点では詳細が不明です。実際の現場への導入を検討する際は、検証が必要です。
関連リンク
- 設立に関するお知らせ(PDF):適時開示による新会社設立の公式発表資料です。
- 発表企業のPR TIMESページ
出典情報
| 出典 | PR TIMES |
|---|---|
| 発表企業 | CustIntCo Japan株式会社 |
| 発表日時 | 2026-07-01 17:11:16 |
| 元記事 | PR TIMESで読む |